我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

あぁ、今日も…

最近うんざりすることばかり。
世の中全体がすっかり余裕を失い、目の前の瑣末なことにばかり目くじらを立て、相手が間違っていれば鬼の首を取ったかのように騒ぎ立てる。
誰にとっても何の不都合もなければ利益にもならない話を、ルールに従っていなかったという理由だけでどうして責め立てなきゃならないのだろう。

そうしなければ自分たちが別の誰かに非難されるからだ。
自分はきちんと職責を果たしてますよと言い逃れするためにだけ、下の立場の連中を「指導・監督」の名目で「反省しろ。改善策を今すぐ示して実行せよ」と叫ぶ。
こんなくだらない連鎖が下へ下へと順送りされ、最前線で働く人たちを疲弊させていくか、さもなきゃ各段階で「上に政策あれば下に対策あり」とばかりに要領よくやったフリだけして誤魔化すようになる。
こうなると誰もが自分のしている仕事の社会的な意義など考えもせず、ただただマニュアルどおりに指示されたことだけするようになっていく。

プロ意識を持って仕事をする連中が少なくなっているように感じるのは、歳のせいばかりじゃないように思う。


そんなことを考えていたらやけにお腹が空いてしまった。
昼食は、ＳＨＩＺＵで生姜焼き定食。
ボリューム十分だし、いつもながらに美味しいのだけど、肉が前より少しだけ薄くなった気がする。
生姜焼きは久し振りだから気のせいかもしれないが、世の中全体で食品がジワジワ値上げされているようだから、こういう小さな店は苦しいのだろう、と勝手に想像してしまった。
余計なお世話だろう。


満腹、満腹