我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

あぁ、今日も…


夢を見た。

大きなニシキヘビがゆったりとくねっていた。
コモドオオトカゲも出てきた。
何か忘れたが猛獣もいた。
夢の中の私は困りながらも、案外と落ち着いていた。
オオトカゲがニシキヘビを退治してくれるだろうと安易に考えていたが、オオトカゲはどこかへ行ってしまった。
最初から影が薄かった猛獣も姿を消し、ニシキヘビだけがチロチロと舌を出しながらそこに残っていた。
それでも私は、「誰かのペットが逃げてかたのだろう。自分で捕まえるのは嫌だから、１１０番した方が良さそうだな」などとのんびり考えていた。
それだけの夢。

宝くじだな、これは。
動物の夢、就中、蛇の夢は金運をもたらす（と長いこと私は信じている）。

若い頃にも蛇の夢を見たことがある。
住宅街の道を歩いていると見渡す限りの路面を数多の蛇が埋め尽くし、私と同じ方向へと進んでいた。
そのときは目覚めてもすぐに宝くじに思いが至らず、気付いた時は翌日になっていた。
慌てて買い求めたが、１日の時差が響き５０番違いで２等を逃した。

２０年ぶりに巡ってきたチャンスである。
こんどこそ逃しはしない。
というわけで、昼休みになると真っ先にみずほ銀行へ。
ロト６を購入。
数字を選んで確定した後で、夢には３匹の動物が現れたのだから３の倍数で揃えるべきだったかなとか、ロトじゃなく普通の宝くじにすれば良かったかもしれないと後悔したが、ま、所詮は運任せ、結果が出るまで夢を見ることにしよう。

昼食は、きっどで小鉢定食。
鯖味噌煮、茄子生姜焼き、ポテトサラダの３つの小鉢をチョイス。
他にも、ちょっとした酢の物や煮物、漬物、生卵、味噌汁、ご飯とカウンターにところ狭しと皿が並ぶ。
一皿ごとの量が少なかろうと、品数が多いととても豊かな気持ちになれる。
癖になりそうだ。



満腹、満腹