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テーマ:ダム・ウォッチング(6)
カテゴリ:ダム
あぁ、今日も… 昨日の日記で紹介したダムの写真集。 その名も 「ダム」 この本に収録されている浦山ダム、二瀬ダム、滝沢ダムはいずれも秩父にあり、合角(かっかく)ダムと合わせて4箇所を一度に巡れそう。 ということで、いざ秩父へ。 朝7時半に出発したのに、7時台のラジオの渋滞情報によると既に中央道は相模湖から三鷹付近まで45キロの渋滞。 みんな富士急ハイランドに原寸大ガンダムを見に行くのだな、きっと。 で、私が向かう関越道も10数キロの渋滞が発生している。 朝早くから人々はいったいどこへ行くのやら。 花園インターで関越道を降り、そこからがまた長い。 途中までバイパスができていたので随分と楽になったとはいえ、秩父市街に着いたのは既に12時近く。 秩父は10数年ぶりである。 若い頃、西武線沿線に住んでいたので何度か訪れたことがある。 そのときの目当ては、加藤近代美術館。 自民党の代議士だったオーナー・加藤卓二氏のコレクションを集めた小さな美術館だ。 加藤氏と親交があったアンドリュー・ワイエスの作品を中心に有名作家の作品が並んでいた。 いつ行っても客は10人に満たず、蔵を利用した館内は「静謐」という言葉が良く似合っていて、私のお気に入りスポットだった。 最初に訪れたとき、受付嬢に「良かったらお持ち帰りください」と渡されたカレンダーを帰宅後に開いてみたら、加藤氏自身の作品を集めたカレンダーだったのには笑った。 やがて加藤氏は落選して数年後に亡くなり、今では美術館も閉鎖されてしまったようだ。 残念でならない。 そんな感傷に浸りつつ、愛車ロバ君のハンドルを切って、国道140号から浦山方面の脇道にそれた。 市街地は小雨模様だったが見通しは良かったのに、標高が上がるにつれ辺りは乳白色に。 そして、浦山ダムに到着。 目の前に堤体が広がっている筈なのだが、この有様。 人影のない天端を歩いて行くと、下に降りるエレベーターがあった。 エレベーターを降りると、なぜか昇り階段。 設計ミスでエレベータホールと横穴がずれたのだろうか? 横穴通路は随分と観光化されていた。 堤体の下から見上げると、幸いにして上部に僅かに霞がかかっている程度で、天端まで見上げることができた。 堤体横にへばりついた階段は一般見学者も上れるが、高低差125メートルじゃ遠慮したい。 ↓ エレベータホールから続く監査廊。さすがに立入禁止である。 ↓ これは展示館の模型 再び国道140号に戻り、二瀬ダムに向かう途中、踏切待ちをしていたらSLがやってきた。 道の駅・大滝温泉の山菜そばで昼食を簡単に済ませ、先を急ぐ。 浦山ダムは市街地から近かったが、その先は峠道である。 次は二瀬ダム。 憧れのアーチダムであるが、写真スポットが難しい。 信号による交互通行の一車線のトンネルが中で分岐していて、左側を行くと、トンネルの出口が唐突に天端。 管理事務所横の駐車スペースに停車して眺めてみたが、上流側しか眺められない。 天端の上は一車線の車道が続いていて、歩行禁止の上、駐停車も禁止。 それでも他に車がいなければちょっとだけ停めて、とも思ったが、案外と車が途切れない。 それに時間を食っているうちに信号が変わってしまったら、対向車と鉢合わせだ。 やむなく、上流側の一枚のみ。 今日3つめのダムは、滝沢ダム。 まだ建設中で、天端には近付けない。 建設中といっても、昨年10月から試験湛水が始まっており、今日はほぼ満水状態である。 そしてこのダムの良いところは、下流側の目の前にループ橋があることだ。 まるでフォトスポットのためにループ橋を造ったかのよう。 といっても、ループ橋の途中に車を停めるわけには行かないので、橋の袂の駐車スペースに車を置いて、歩いてダムの正面へ。 最後に、合角ダムに向かうつもりが、曲がるべき道を見落してしまったらしい。 秩父市街の手前まで戻ってしまい、そこから再び合角ダムに向かうと往復で1時間では足りないだろう。 天気のせいか辺りも薄暗くなってきたので、今日は諦めることにした。 小腹が空いたので、西武秩父駅横の仲見世で茄子のおやきを一個食べた。 お土産には巨峰。 自宅到着が午後7時。 11時間半、300キロの道程であった。 次はロックフィルダムを見に行こうと思う。 満腹、満腹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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