我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

あぁ、今日も…


スタンダードな日曜日。
まずはスポーツクラブでヨガ。

金曜日だったろうか。
何気なくテレビを見たら、菅野美穂がインドでヨガをする番組をやっていて、ついつい見入ってしまった。
体が柔らかくて羨ましい限りである。
なんだか分からないが、街を見下ろす丘の上やガンジスのほとりで彼女がヨガのポーズをとるのは、いささか気恥ずかしいが、見ていてジーンと来てしまった。
LOVE & PEACE な雰囲気やフラワーチルドレンの残滓を見たような気がする。
若い頃に藤原新也の印度放浪を読んだ時の衝撃が微かに思い出された。
菅野美穂の場合は藤原新也よりはジョージ・ハリスン系か。

菅野美穂に刺激されたのか、今日のヨガはいつもより体が動く。
ま、いつもより、であるが。
体が動くだけじゃなく、自分の身体を普段よりも強く感じられた気がする。

昼食は、焼うどん。

食後にZAZIEとたまプラ方面に散歩。
國學院の横の遊歩道を歩いていたら、國學院の建物に墨書された大きな立て看板が立っていた。
新たな耐震構造計算偽造で話題の建築士が國學院の図書館棟に関わっていたことが判明し、安全が確認されるまで閉鎖するということが書かれていた。
いやはやこんな近くに今話題の物件があったとは。
國學院の学生も災難である。


夜は再びたまプラに出かけた。
新しく出来たベトナム料理の店だ。
待望の、と言っていいだろう。
私が住むあざみ野、たまプラ地区は数多くの飲食店がひしめいているにもかかわらず、エスニック不毛地帯なのである。
エスニック風のモンスーンカフェがあるが、あそこはあくまでもエスニック風にすぎない。
溝の口やニコタマに足を伸ばせば２，３件はあるが、それにしても少ない。

あざみ野、たまプラ地区でタイ料理かベトナム料理の店を開けば、儲かるに違いないと前から思っていたのである。

で、店の名は…忘れた。
ヨーカドーの裏手にある店だ。

サイゴンスペシャルビールを飲みながら、まずはえびせんべい、サラダ、生春巻きなど。
味は悪くないが、値段の割りに一皿の量が少ない。
ソフトシェルクラブのタマリンドソース炒めやスペアリブを経て、最後はレモングラスの炊込みご飯。
これはなかなかのヒットかも。

ただ、全体を通して言えば、盛り上がりに欠ける。
ずーっと淡々と流れていくような印象だ。
この店がというよりも、ベトナム料理全体がそんな感じだ。
単品だといいんだけど、コースを組もうとすると単調になってしまう。

それと、酒。
ビールの次がない。
カクテルやワインでもなし、焼酎のロータスティー割りもイマイチ。
タイのメコンウィスキーみたいな存在があればいいのだが。


満腹、満腹