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カテゴリ:牡蠣
あぁ、今日も… 気が付けば銀座はオイスタータウンと化していた。 ランチを食べようと店に入れば、次々と客が「牡蠣フライ」と注文を告げる。 疾風怒濤の牡蠣旋風である。 去年のノロウイルス騒動による抑圧が引き起こした民衆暴動だ。 「11.13決起集会 牡蠣フライテロルデ ノロウイルスヲ打倒セヨ」 いや、どこかでノロウイルスを引きずっているからこそ、牡蠣フライなのかもしれない。 一丁目の煉瓦亭で私が食事をしている間にも次々と牡蠣フライ(店員は「オイスターランチ」と呼んでいた)コールが鳴り響き、ついには私が食べ終わる頃には売切れてしまったほどだ。 が、かく言う私は…Bランチ。 だって、豚肉のチーズ・ベーコン挟み焼きなんだ。 カンガルーなんたらと名付けられていた。 牡蠣フライなら冬の間は次に来たときもあるだろうけど、カンガルーなんたらなんて次にいつ食べられるか分からないじゃないか。 しかも、出てきた料理は期待を超えていた。 ピカタ風に卵でコーティングされた上に、賽の目に切ったジャガイモなどが入ったドミグラがたっぷりかかっている。 わお! ナイフを入れるたびにとろけ出すチーズも食欲を煽る。 さすがは(一丁目の)煉瓦亭だ。 週の半分ぐらいはこの店に通ってもいいかもしれないと思うときがある。 ま、ホントに通ったらメタボリック間違いなしだが。 会社帰りに本屋に寄ったら、以前仕事で関わったことがある弁護士さんとレジで隣り合わせた。 「『のだめ』の最終巻を買いに来たんですよ」と屈託のない笑顔と大きな声で手を振られた。 そんなに深く付き合ったわけじゃないけど、すごくいい人なんだよな、この先生。 飲みに誘えばよかったかな、と帰りの電車で後悔しきりである。 そういえば最近は出張先で飲んでいたせいか、銀座の夜はご無沙汰である。 なんとなくモヤモヤしていたのは、そんなところに原因があったのかもしれない。 とりあえず、満腹、満腹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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