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あぁ、今日も… 今日こそは牡蠣フライを食べようと、東銀座のにし邑に向かった。 数十メートル手前まできたところで、3人連れが入って行くのが見えた。 嫌な予感。 案の定、店内を覗くと、奥から入り口まで壁際に待ち客がびっしりと並んでいた。 この店にもオイスターカルトの波が押し寄せていたのだ。 ま、当然と言えば当然か。 にし邑をあきらめ、さて? 一本奥の通りに入ると美家古という和食の店の前に置かれた日替わり定食の見本が目に付いた。 この店がそこにあるのは以前から知っていたが、なぜか入ってみようと思ったことはなかった。 それが今日は呼ばれたように、自然と足が向いた。 否、惹かれた理由は明白だ。 おかずの品数が多いのである。 さわら西京焼きをメインに、刺身3種(マグロ、イカ、アジたたき)、玉子焼き、イクラが載ったおろし納豆、他にも1、2品あった気がする。 この賑やかさはいい。 が、致命的なことにさわらが冷え切っているのである。 ご飯と味噌汁こそ温かいが、焼魚がこんなにも冷えていたのでは、弁当を食べている気分になる。 それと、店に活気がない。 たまたまだったのかもしれないけど、他に殆ど客がいなくて、店全体がシーンと静まり返っている。 時折、店員の足音が聞こえるぐらいだ。 季節はずれの観光地の食堂に入ってしまったような居心地の悪さがある。 それに、これだけの品数があり、量も少なくないのに、満足感も満腹感もやってこない。 何の手応えもないままに、食事が終わっていた。 特に不味いということはない。 魚が冷えていたことを除けば、目立って悪い点は見当たらない。 それなのに… この店とは縁がなかったんだな、きっと。 満腹? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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