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経済産業省のホームページを見ていたら、日本海の向こうの半島の北側からのサルトリイバラの葉の輸入を禁じる処分が掲載されていた。 「サルトリイバラ」とは初めて聞く言葉だ。 葉があって、イバラというのだから、植物であることは想像がつく。 調べてみたら、西日本の広い地域で、この葉を柏餅の柏の葉の代わりに用いるのだという。 それでは柏の葉に似ているのかといえば、ちっとも似ていない。 写真で見る限り、形も質感も別物だ。 西日本(具体的にどこだろう)の人はどうしてこんな葉で包んだ餅を、柏餅と偽るのか? もしかしたら、桜餅も柿の葉寿司も別の葉を使うのだろうか? 閑話休題。 今日のランチは腹一杯食べたい気分で、コリドー街のねぎしに出掛けた。 新メニューのガンコちゃんセットをオーダーした。 内容は、薄切り牛タン焼きに、後は定番のセット(麦とろ、テールスープ、漬物、唐辛子味噌漬け)だ。 何故にガンコちゃんと呼ぶのか? 答えは見つからなかった。 食べていると、近くの席の定年間近と思しき男性二人組の会話が聞こえてきた。 「どうして、仙台の牛タンが有名になったのでしょうな?」 相方がすぐに答えた。 「仙台には仙台牛ってのがあるんですよ。あの辺は、米沢牛とか仙台牛とかね」 「…」 「ブランド牛なんですな。だからでしょう」 (それなら、松阪も近江も但馬もってことにならないか?)と突っ込みを入れるのはたやすい。 しかし、そこは年の功、穏やかに、しかしきちんと相手の非をたしなめる。 「そういえば、狂牛病騒ぎの時に、アメリカの牛が輸入禁止になって、牛タンが食べられなくなるって話もありましたな」 相方は相変わらずとぼけて、こう返した。 「地元の名産なんて言っても、たいていは安い輸入品ですよ。ははは」 「じゃ、そろそろ行きますか?」 「そうしましょう」 きっと毎日こんな会話を繰り返しているのだろう。 考えてみれば、我が夫婦の会話も大差ないな。 満腹、満腹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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