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昨夜帰宅して、妻に柏餅の話を聞いてみたら、「あぁ、そうなのよね。東京の柏餅って偽物の葉っぱを使っていて、細長くてぼそぼそして美味しくないのよ。本物は丸い葉っぱでつるつるしてるのよ」という返事が返ってきた。 柏の葉ということで言えば、妻が言う「細長くてぼそぼそし」た葉こそが本物なのだが。 柏餅で思い出すのは、昭和天皇のエピソードだ。 ある日、宮中で柏餅が出た時に、先の帝は「食べにくいものだ」と珍しく食べ物に苦言を呈されたのだそうだ。 その言葉を聴いて、宮中の料理人は震え上がったという。 天皇の不興を買ったことについて震え上がったのではない。 自分たちの大きなミスに気付いたのだ。 天皇は皿の上のものは残さず食べるように教育されているのだそうだ。 例えば魚の骨は一本残らずはずされて供される。 だから柏餅も食べない部分はあらかじめはずされていなければならなかったのだ。 そう、柏の葉だ。 しかし、柏の葉がなければ、ただの餡入り餅に過ぎない。 まさか、料理人たちも柏の葉を食べるとは思ってもみなかったのだろう。 ところが、陛下は皿の上のものを残すなど想像もつかなかったのだ。 だから葉をすべて食べつくそうと苦労された。 これが、柏の葉ではなく、サルトリイバラだったらもう少し食べやすかったのかもしれない。 先週できなかったので、今日、雛人形を片付けようと、まずは防虫剤を買いに出かけた。 ところが、だ。 例年この時期に山積みになっているはずの雛人形用の防虫剤が見当たらない。 2店まわって探したが、どちらにもない。 ま、1年効果があるものなら普通の防虫剤でも問題はないだろう。 それにしてもどうして売ってないのか? 雛人形を片付けておきながら、夜はちらし寿司、そして食後に娘が桜餅を作った。 桜餅といっても、桜の葉はないのだけど。 ちなみに、代用の葉もない。 満腹、満腹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月13日 22時11分31秒
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