|
カテゴリ:昔話
今日は午後1時から役員にある案件を説明しなければならなかった。 だから、昼休みよりちょっと早めに職場を抜け出し、昼食へ。 新橋演舞場近くの沖縄料理の店、泡盛で豆腐ちゃんぷる定食を食べた。 結果的には余裕をもって職場に戻ったのだけど、午後一の役員アポというのはやはり落ち着かないものだ。 私は、役員説明に限らず都合が付くなら午後1時の予定など基本的には入れはしないのだが、この役員は超多忙でこの時間帯しかアポが取れなかったのだ。 言っちゃなんだが、苦労せずにアポが取れる役員も少なくない。 とはいえ、一生懸命働いている人とサボっている人とも限らないと思う。 担当している部門にも左右されるだろう。 ふと思い出したが、以前勤めていた会社がある時から役員個室を代表取締役だけに与えることに変え、他の取締役はすべて大部屋に詰め込むことにした。 そうしたら、ある取締役の前には行列ができ、別の取締役はいつも一人で机に向かっている姿を、大部屋に出入りする社員たちが目の当たりにするようになった。 こうなると取締役たちも堪ったものではない。 それぞれ自分の担当する部門の一角に自分の席を新たに設けさせ、役員大部屋に寄り付かなくなったのである。 そうやって、個室で部下たちが報告を持ってくるのを待っていた役員たちが、自ら現場に降りていくきっかけを作った意味において、大部屋化は成功だったと言えるだろう。 しかし、反面、役員の威光が薄れてしまったのも事実だ。 がむしゃらに働いてでも役員になってやろうという社員が減ったように感じているのは、私だけじゃないと思う(まぁこれは役員大部屋化ばかりが理由ではなく、時代の流れなのだろうけれど)。 役員なんてのは密室にいて、一般社員から見て何をやっているか分からないぐらいがちょうどいいのじゃなかろうか。 なんでもかんでも情報公開、透明化ばかりじゃ息苦しくなってしまう。 「水清くして魚棲まず」だ。 そうはいっても、大手電機メーカーF社のお家騒動のように、密室で元社長の意向で現社長が解任されてしまう(と噂される)ようなことがあるのも困りものだが。 長年のF社のPCユーザーとしては、こんなことでガタガタして欲しくはないんだよな。 満腹? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月09日 23時11分37秒
コメント(0) | コメントを書く
[昔話] カテゴリの最新記事
|