|
カテゴリ:カテゴリ未分類
先日、テレビの情報番組で映画「ゼロの焦点」のDVDを紹介しているのを見て、興味を持ち原作を手に取った。 松本清張を読むのは何年ぶりだろう。 近頃の若者はどうか知らないが、私ぐらいの年代だと、小学生でルパンやホームズ、怪人二十面相に夢中になり、中学生になると横溝正史のおどろおどろしい世界に魅入られ、高校では社会派ミステリーに目覚めて松本清張を読むのが、推理小説ファンの正しい成長ストーリーだったように思う。 そして、松本清張は、今読み返してもぐいぐいと引き込まれる面白さがある。 戦後を引きずる時代の北陸の寂しい情景と、古き良き昭和の美しい日本語の会話が、活字の向こうに映像を結ぶのだ。 しばらく、松本清張にはまりそうな予感がする。 満腹、満腹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|