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昼に用があって駒形に出掛けた。 都営地下鉄浅草駅で降りて地上に出ると、交差点の向うに建設中の東京スカイツリーが聳え立っていた。 ホントに目と鼻の先、手が届きそうなところにある。 用事はあっさりと済んで、せっかく浅草に来たのだから何か食べて行こうと考えた。 駒形といったら「どぜう」である。 が、ちょっと時間が掛かりそうだったので、パス。 うなぎの前川も気軽にちょっと寄る雰囲気ではない。 でもって、有名店はやめて目に付いた台湾小皿料理の店に入った。 といっても、昼だし独りなので小皿を並べるわけには行かない。 定食の中から選んだ今日のAセットは、海老と豆腐の餡かけだった。 昼時だってのになんだかゆるーい空気が澱んでいる店内。 いや、ゆるーい空気というよりも、油が充満している。 湿度ならぬ油度は80%を超えていそうだ。 味はまったく普通だ。 ごくごくありきたりの中華定食屋の味である。 あざみ野の栄楽よりは随分と落ちるけど。 食べ終わって店を出たら、なぜか汗が吹き出した。 その上、体中から油の匂いが立ち上っている。 この状態で電車に乗るのはかなり恥ずかしいけど、あまりのんびりする時間もなかった。 仕方ない。 なるべく女性の近くは避けようと思ったのだけど、やけに女性比率が高い車両だった。 そんな時に目の前の席に座っていた女性と一瞬目が合ってしまった。 今どき珍しいほど野暮ったい女性だった。 年の頃は…分からない。二十代のようでもあり三十代かもしれない。 ソープオペラに出てくるようなステレオタイプの地味な事務員の制服を着て、黒ブチの色気のないメガネを掛けている(メガネっ子に萌える男もいるけど)。 化粧っ気も感じられない。口紅すら塗っているのかどうか怪しいほどだ。 髪も無造作にゴムで括っただけにしか見えない。 ツレのおばちゃんと話しているときの笑顔も、ひきつり気味でぎこちなさがある。 ところが、この彼女。やけにスタイルがいい。 脚なんて細からず太からず、ふくらはぎはきれいな曲線を描いている。 上半身も…これ以上はやめておこう。 少女マンガ的に、メガネをはずしたら実は超美少女だったとか、人気アイドルのお忍びの変装だとか、そんなことなのだろうか? 電車の中で偶々一瞬目が合った赤の他人を相手に、ついつい妄想を膨らませてしまった。 イケナイおじさんだな。反省。 満腹? オマケ 先日のことだ。 夕方に銀座の中央通りを歩いていた。 逢魔ヶ時には幾分早いけど、昼の賑わいと夜の喧騒のはざまだったのか、銀座にしては行きかう人が随分と少なかった。 20mほど前を一人の女性が歩いていた。 はっきりは分からないが、後姿と服装から推定するに20代だろう。 痩せ気味だが整った後姿で、歩き方がなんとも美しい。 その女性に、次々と男が声を掛けるのだ。 100メートルほどの間に4人の男が声を掛けては、彼女につれなくされて離れていった。 たった一人の男だけが名刺を渡すのに成功した。 彼女も声を掛けられるのに慣れているのか、男の方を殆んど見向きもしない。 しつこく名刺を突きつけた男だけは、あまり無視するのも危ないと思ったのか受け取るだけは受け取ったのだろう。 もちろんナンパではない。 キャバクラのスカウトかホストクラブの客引きだろう(銀座にホストクラブなんてあるのだろうか?ホステスはホストクラブの上客だというらしいから、銀座にあってもおかしくないかもしれないけど、ホスト風の男を見かけることはあまりない)。 いずれにせよ、銀座も品が落ちたものだ。 ま、私なんぞが銀座を闊歩していること自体が銀座の凋落を表しているのだろうけれど。 オマケ その2 書きたくはないけど。 民主党という集団はこの1年まるで成長していない。 それどころか後退しているのではないだろうか。 疑惑だらけでついに強制起訴になった実力者に対しては擁護の声を挙げたり、当たり障りなく言葉を濁したりするのに、その実力者に公然と批判の声を挙げた人間は石もて追う。 国対副委員長という立場をわきまえなかったという理屈はあるものの、国民の声を代弁した人間の口を封じるのはいかがなものか。 自分たちに都合のいい世論は「民意だ」と強調し、都合が悪くなれば「色々な考え方がある」と言って党内では言論封殺する。 よくもまぁ「民主党」だなんて名乗れるものだ。 ブラックジョークなのだろうか。 それと、前首相や当時の幹事長の金の問題でも今回でも、何かと言えば「法的には問題ない」とか「推定無罪」と口にするが、国民は法的に有罪か無罪かを求めているのではなく、そういう疑惑のある人間が国家権力を握っていることに対する政治責任を問題にし、真相を明らかにすることを求めているのである。 無罪ならば問題はないというのは通らない。 そして、民主党はそういう疑惑のある人間を党の代表、さらには我が国の首相にしようとしたのだ。 自分たちがいかに恥ずかしい行動をしているのか、まだ分からないのだろうか? 国会議員以前に、社会人としての、大人としての意識の低さを自覚して欲しい。 オマケ その3 浅草のあとは某所で行われた講演会を聴きに行った。 正直言って学生時代に戻ったようだった。 というのも、広い会場に聴講者の入りは2割ほど。つまりはガラガラだ。 しかも、その半分は講演が始まって10分と経たずに舟を漕ぎはじめた。 講師も大学教授だから仕方ないのかもしれないけど、聴かせようという努力は感じられず、自分の講義ノートを読み上げるように話し続ける。 そのうえ、テーマも実務にはまるで関係なく、どちらかというと実務上はレアケースだけど学問的には興味深いというものだ。 バリバリの実務担当者集団が主催の講演会でこれじゃなぁ。 もうちょっと知恵を絞ったイベントを考えて欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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