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新聞を読んでいたら、とんでもないニュースが載っていた。 一言で言えば横領事件である。 金額の大小はあるにせよ、横領事件など珍しいことではない。 「ちょっと借りるだけ」が、いつの間にか積もり積もって返済不能な金額になっている。 20数年の会社人生の中で、多少なり知っていた人間が2人それで解雇されているし、他にも事例を耳にしている。 ありふれた犯罪ではあるが、会社の金に手を付けるということは会社に対する決定的裏切りであり、信頼関係を回復不能なまでに破壊する行為である。 よって、たとえ金額が少なかろうが発覚すれば懲戒解雇という制裁が待っているし、それに対して誰も疑問を差し挟まない。 話が幾分逸れてしまった。 ありふれた犯罪なのに、今日のニュースのどこがとんでもなかったのか。 それは、逮捕された2人を含む8人の横領が確認されているということだ。 しかも、8人が共謀して横領したのではないらしい。 個々に横領を繰り返し、被害額は1億6千万円ほどだという。 その上、胡散臭い会社などではない。札幌のテレビ塔を運営する第3セクターだというのだ。 おいおい。 集金してきた金を社員が皆それぞれ自分のポケットに入れてしまう会社。 盗人集団と言われても返す言葉がないだろう。 内部統制もコンプライアンスも何もない会社だ。 この会社のホームページを探して見てみたが、横領事件については全く触れられていない。 筆頭株主である札幌市のホームページも同様だ。 これが、民間会社なら、記者会見に社長が出てきて平身低頭謝罪しなければならないし、記者からは罵倒されているだろう。 株価も大暴落だ。 外部の識者からなる第三者調査委員会を設けて、原因究明と再発防止に徹底的に取り組まなければ、社会的信用の回復は程遠い。 いや、真摯に取り組んだところで道のりは険しい。 8人の横領がほぼ同時期に発生しているのだとしたら、これはもう個人の犯罪ではない。 組織全体に「会社の金は自分の金」という意識が蔓延っていたと疑わざるを得ない。 札幌市役所には、危機管理を担当する人間はいないのだろうか? あまりにお粗末だ。 さて、本題に入ろう。 今日のランチは旧歌舞伎座裏手をさまよったのだが、目星をつけていた新しい店は行列ができていたし、天ぷらの「からり」は昨日で閉店してしまっていた。 そうこうしているうちに時間もなくなってきたので、結局は吉野家に入ったのだ。 牛鍋丼を食べたことがなかったので、注文してみた。 牛丼より100円安い。 肉が少ない分安いのだろうけれど、肉の代わりに豆腐やしらたきが入っている。 ということは、肉を100円分以上減らして、豆腐+しらたきが数十円追加になっているということなのか。 そんなに吉野家の肉は高いのだろうか。 そして、豆腐やしらたきはそれほどまでに安いのか? うーん。 考え込んでしまった。 見たところ、客の8割から9割が牛鍋丼を注文している。 しかも、単品注文が半数ぐらい。 これじゃいくら売ったって儲からないよ。 無理するなよ、吉野家。 満腹、満腹 オマケ 閉店と言えば、福家書店銀座店も昨日で閉店したらしい。 どこかのニュースサイトには、「握手会の聖地、閉店」と書いてあった。 確かに、芸能ニュースなどで「銀座の福家書店で開催された握手会で…」と耳にして、「銀座の福家書店って、博品館の近くのあそこだよなぁ」と思っていたが、「握手会の聖地」だったとは知らなかった。 それにしても、最近は「聖地」だとか「神」だとか「カリスマ」だとかが大安売りだな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月01日 23時04分26秒
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