我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

今日のランチは鮭の気分だ。
あね川でもよかったのだけど、魚久のイートインに行ってみた。
魚久は漬け魚の専門店だから、魚は粕漬けか味噌漬けばかりだ。
個人的には漬け魚はあまり好んで食べはしないが、さすがに老舗の専門店だけあって味は確かである。

１階の販売店で店員たちの「いらっしゃいませー」という歓迎を受けつつ、素通りして２階に上がる。
この一瞬がちょっと苦手だ。

２階では４人組が待っていたが、見ると空き席が何席か見える。
さほど待つことはなさそうだと思ったのが誤算だった。

ここは販売店に付設されたイートインである。
席数は多くない。
カウンターのほかに１０人掛けの大テーブルが１つと２人掛けのテーブルが１つだけ。
１人か２人で来る店だ。
それなのに前の４人組はまとまって座ることを要望したらしい。
その上、店もこの４人組が片付くまでは後の客を席に案内する気はないようなのだ。
ざっと店内を見渡してみたが、まとまった４人席ができるにはしばらく時間が必要に見える。

そうこうしているうちに、食べていた客が１人、２人と食事を終えて店を出ていく。
しかし、虫食い状態で４人席はできない。
カウンターなど半分以上空いているのに、４人組がつかえているばかりに大渋滞だ。
私は１人だし、後ろも２人組×２。
どこの店だって、こういうときは「お一人様を先にご案内させていただきます」といって、団体をスキップするじゃないか。
４人組もさ、店内を見渡せば自分たちが店にも後から来た客にも迷惑を掛けていることは一目瞭然なんだから、「バラバラでいいです」とか「後ろのお客さんを先に案内していいですよ」と、店員に声を掛けるべきだろう。

美味しかったのだけど、気分はいまいちだ。

話変わって、後からやってきた年配の一人の男性がカッコよかった。
定食のご飯抜きで冷酒をグイッとやる姿がなんとも決まっている。
チビチビじゃなしに、「グイッ」と飲むんだ。
休みの日に真似してみようかな。


満腹、満腹