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正直言って、ここまで龍馬伝にはまるとは思っていなかった。 もちろん、坂本龍馬の存在は知っていたし、人気があるのも知っていたけど、幕末の志士のone of them ぐらいにしか思っておらず、たいして興味はなかったのだ。 ま、このドラマを見て竜馬に惚れ込んだということもないのだけど。 もちろん主演の福山雅治が健闘していることは疑いがない。 しかし、それ以上に脇役がいい。 岩崎弥太郎役の香川照之の芸達者は今さら言うまでもないし、前半で活躍した大森南朋も表現者として父親の血を引いているのだろう。 今回のドラマで一番得をしたのは山内容堂役の近藤正臣ではないだろうか。 若い頃は薄っぺらな二枚目役者みたいな位置付けで、しばらく姿を見なかったように思うのだが、このドラマでは怪優として甦っている。 こんな狡賢く人間臭い殿様の役を演じられる役者とは思ってもみなかった。 今夜の、山内容堂と後藤象二郎が飲み交わす場面には心動かされてしまった。 龍馬が画面に居るシーンよりも、今夜一番の山場だったように感じている。 後藤象二郎役の役者はよく知らないが、良い役をもらったものだ。 妻と娘の評価が高いのは、前半なら岡田以蔵役の佐藤健であり、中盤は高杉晋作役の伊勢谷友介である。 音楽も良い。 前述の容堂と象二郎のシーンに流れた音楽を聴くと、反射的に目頭が熱くなってしまう。 年齢を重ねるとともに、自分の生まれ年の「辰」=「龍」を重んじるようになってきた。 当然、我が愛刀の鍔(つば)も龍の文様だ。 満腹、満腹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月14日 21時15分19秒
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