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今日、会議の中で役員が「今年もあっという間に過ぎたなぁ。気を付けないと来年もすぐに過ぎていくぞ。今年も後1ヶ月だけど、やり残したことを棚卸して片付けておこうよ」と言っていた。 まったくだ。 さすが出世する人間は簡単な言葉で本質を言い当てる。 大切なことだ。 しかし、考えてみれば当たり前のことで、稽古のときだって師匠が「これから大切なことを言うから、よく聴けよ」などとは言ってくれない。 すっと寄ってきて「いまのここだけど、もうちょっとこうするといい」。 そのなんでもない一言にブレークスルーになる本質が隠されている。 そういうことなんだ。 昼食は、魚久でさわらを食べた。 粕漬の魚はさほど好きではないのだけど、なぜか粕漬専門店のこの店が気になる。 いや、美味しいのだ。 鮭やぎんだらも美味しいのだけどちょっと高過ぎる。 高くて美味いのは当たり前だ。 その点、さわらは安くてボリュームもあって、なにより美味い。 もっと早くにこの店に気付けばよかった。 プロフェッショナルの流儀という番組で、商業デザイナーの佐藤卓なる人物を取り上げていた。 この人の名前は寡聞にして知らなかったが、彼の作品はロッテのガムのデザインやスタミナドリンクのゼナのパッケージなどどれも見知ったものばかりだ。 番組の中で「つまらない仕事が来たらどうしますか?」という質問に対して、「確かに仕事をつまらなくする人はいますよ。でも、だから絶対に面白くしてやるんだって思うんですよ」と答えが返ってきた。 今日の午後の部下との面談が甦る。 部下は「今の部署の仕事は保守的なんですよね。失点ゼロが使命で、毎年同じ決まったことしかできないじゃないですか」と言う。 正直驚いた。 自分は次々新しいことをやってみようと挑み続けてきた筈だし、組織を変えることが自分のテーマだと思って、部下たちにもそう言ってきたつもりだったのだ。 なのに、部下はルーティンの作業ばかりやらされていると思っているのだ。 ショックとしか言いようがない。 ただ、だからこそ面白い。 部下すら変えられなくて、組織を動かせるわけがない。 今夜、佐藤卓氏の姿をテレビで見て、ヤル気が湧いてきた。 偶然見た番組だったけど、良い出会いだったと思う。 なんだかんだ言ってもNHKはいい番組を作るなぁ。 満腹、満腹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月29日 22時59分59秒
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