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今夜は取引先がクライアントを集めた新年賀詞交歓会を開くといって招いてくれたので、上司らと出掛けた。 これに限らず最近は年をとったせいか、あちこちからお招きを受けることが多い。 若い頃は人見知りで(人見知りは今も変わらないけど)、知らない人間が集まる立食パーティーは苦痛で仕方なかったが、段々と面の皮が厚くなってきたのか、今ではこういう場に嬉々として出掛ける自分がいる。 人間変わるものだなぁ。 とはいえ、招かれると悩んでしまう。 親しい相手であればあるほど悩みは大きい。 手土産の問題である。 情けない話だが、出掛けるときになって私が手土産を提げているのを見て、「あっ、手土産を用意されたのですか。気が利かずにすみませんでした」なんて言う部下や後輩が少なくないが、何をかいわんや、だよ。 プライベートで知り合いの家に招かれたときに、君らは手ぶらで行くのか? そんなわけないだろ。 仕事の付き合いだって同じだ。 ご招待受けたら、それはそれで素直に受けるけど、きちんと返礼しなければならない。 と言ったものの、御呼ばれしても平気で手ぶらで行く時代なのかもしれないな、現代は。 とはいえ、見ている人は見ている。 手土産は、相手との付き合いの姿勢を問われるものであるし、品物選びのセンスも問われる。 もちろんシチュエーションも考慮しなければならない。 開業祝などであれば、縁起物である。 酒を贈るにしても、その会にちなんだ銘柄を選ぶ。 女性が多い職場なら、お酒よりもスイーツだ。 それも、ありきたりのものではセンスがないし、おざなりな印象を与えかねない。 受け手が「どうしてこれなんですか?」と問うことはあり得ないのだけど、それでも、私はストーリーを語ることのできる品を選ぶ。 できれば、自分が食べたり使ったことがあって、自信を持って勧められる物を贈りたい。 それか、自分が限定品に弱いこともあって、「レアもの」を選ぶ傾向もある。 というわけで、今日は資生堂パーラーの花椿ビスケット黒缶をチョイスした。 当社は銀座に本社を構える会社であるから銀座ならではのものを考えたのだが、銀座を名乗る品は数多いし、そのほとんどが今の時代全国のデパートで買えるし取り寄せも出来る。 そんなか中で、銀座を代表する資生堂パーラーの、しかも銀座本店でしか買えないものがこれだ。 花椿ビスケットの白缶や金缶は他でも買えるらしいが、黒缶は銀座本店限定品である。 黒缶の何が違うのか? 手焼きなのである。 しかし、食べて手焼き品と量産品の違いが分かる人がどれだけいるのか? はたまた、黒缶を知る人がどれだけいるのか? それでも、今すぐには分からなくてもそういう品を送り続けることにより、「あの人からもらうものはそんじょそこらのものじゃない」といずれ分かってくれる人が出てくる。 分かってくれれば、付き合い方も変わる。 なんというか気の長い話しであるし、効率も悪いけど、ホントに長くお付き合いしたい人に対してはそのぐらいの深謀遠慮があっていいと思う。 それが、私なりのダンディズムである。 満腹、満腹 オマケ ニュースを見ていたら、西岡参院議長が映っていた。 西岡さんって昔の新自由クラブだよな。 上手い具合に生き残ったというべきか、参院議長というポストに相応しい存在になったというべきか(もちろん揶揄した意味だ)。 それよりも、見た目がヨーダなんだよな。 フォースとともにあらんことを オマケ2 「定期的にトリミングをしているのに毛が抜ける」と言って、1歳のミニチュアダックスを施設に持ち込んだ人非人がいるらしい。(詳しくはここを参照) 飼い主が施設に持ち込んだ場合は翌日に殺処分。 憎しみは不幸しか生まないのは分かっちゃいるけど、こういう身勝手な人間の話を聞くと憎しみの感情しか浮かんでこない。 犬なんだから毛が抜けるのは当たり前だ。 たぶんこの飼い主は毛が抜けなくても、「吠えるから」と言って飼育放棄していたに違いない。 こういう連中が、我が子すら虐待するのだろう。 なんとか善意の人に施設から助け出されて、可愛がってくれる新しい飼い主に出会えるなら、捨てられてかえって幸せだったと思うけど、タイミングが合わなければ今頃はこの世にいなかったのである。 犬猫を飼う場合にはICチップの埋め込みを義務化して、飼い主の飼育義務を厳しく課すべきだろう。 そうしなければ、(ペットといえども)命を玩具の如く弄ぶ風潮を食い止めることが出来ない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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