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カテゴリ:牡蠣
年末にマカオに行って毎日ポルトガル料理を食べ歩いたのだが、その中に頻繁に出てくる食材が鱈だった。 食べながらも、「いったい鱈なんてどこからマカオに運んでいるのだろう?」と疑問に思っていたら、なんのことはない、どうやら日本から運んでいるらしい。 昨日の日経新聞に書いていたのだ。 記事自体は、那覇空港がアジア向け航空貨物のハブとして成長してきているというものだったのだが、その中で、「例えば、釧路港に水揚げされた鱈が、那覇空港を経由してその日の未明には香港に到着し、翌日の昼には刺身で食べられる」と書いてあった。 香港でそうならマカオも同じであろう。 鱈を刺身で食べる習慣は知らないが、温かなマカオで新鮮な鱈料理が食べられるというわけだ。 ま、しかし、そうやって高級マグロをはじめ日本の新鮮な魚介類が彼の国の人民たちによって買い占められていくと思うと、喜んでばかりはいられない。 さて、今日の昼食は、にし邑へ行って、牡蠣フライを食べた。 牡蠣フライ、豚汁、ご飯のどれもが私の好みに仕上がっているのだが、唯一つ千切りキャベツがちょっとつらい。 いや、不味いというのではない。 まずは、量が多過ぎる。 3分の2から半分の量で十分だろう。 次に、細切り過ぎるように思うのだ。 あまりに細くて、キャベツの味が損なわれているように感じてしまう。 細くて大量のキャベツを食んでいると、なんだか牛になった気分がしてくるのだった。 とはいえ、この店も満足度が高い。 多いに膨らんだ腹をさすりながら店を出たところで、年配の男性に声を掛けられた。 「この店、美味いですか?」 一瞬ひるんだが、即座に答えた。 「私がこの店に出会ったのは数年前のこと。羽田空港でした。 万世のカツサンドに飽きてきて、まい泉のカツサンドも何度も食べたことがあり新しいものを求めていた時に手にしたのが、この店のカツサンドだったんです。 食べ終わって箱に入っていたしおりを読んで銀座に店があることを知り、職場が近いので探して来てみたのです。それから何度も食べに来ています。 とはいえ、実はこの店でトンカツを食べることはあまりありません。 寒い時期はいつも牡蠣フライなんです。 これが実に美味くってね…」 なんて長々しゃべるはずもなく、一言、「えぇ、美味いです」とだけ。 男性は、「それじゃ、食べてみます」と言って暖簾をくぐっていった。 満足してくれただろうか? 満腹、満腹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月20日 21時55分31秒
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