我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

今日の昼休み、ある店を目指して歩いていたのだが、天丼チェーンのてんやの前を通り過ぎた時に、落とし穴にはまってしまった。
「白魚かき揚げ」
あぁ、この季節に「白魚」の文字を見てしまったら、もうだめだ。

でも、だって、てんやだよ。
美味い訳がない。
だのに、「白魚」マジックだ。
もしかしたら、と思ってしまう。
何度か店の前を行ったり来たりしながら、えいやっ、とばかりにてんやに入った。

注文してから改めてメニューを見てみると、「子持ち白魚」と書いてあった。

過去にこの季節、さんざん白魚を食べてきたが、子持ちは初めてだ。
そもそも、シラウオなのかシロウオなのかもわからない。

食べてみると、卵の味が際立って、白魚特有のはかなき味わいが死んでいた。
これじゃ、ダメだよ。
白魚の天ぷらって、そういうものじゃない。
わかってないな。


６９０円だったけど、勉強料としては高くついた気がする。

やっぱり、天ぷらを食べるなら、阿部だな。