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夜が明けて、情報連絡体制のために残る私を含めた数名を除き、部下たちは順次帰宅していった。 しかし、電車はなんとか動いているものの駅が大混雑していて、乗車するのに何時間もかかったようだ。 夜明けころに会社を出た連中から、「○時間かかりましたが、無事帰宅しました」と連絡が入り始めたのは、早くても昼前だ。 遅れ気味ながらもメールが届くのがありがたい。 しかし、時間が経つにつれ、耳を覆いたくなる被害状況が報道されはじめた。 地震そのものよりも、津波の破壊力の凄まじさになすすべがなかったということらしい。 会社設備の被害・復旧状況や家族を含む社員の安否確認をするうちに、さらなる深刻な情報が飛び込んできた。 東京電力の福島第一原発の話だ。 しかし、この話は部外者の私がすべきものではない。 結局、今夜も家には帰れなくなってしまった。 けれども、被災された方々を思えば、ぼやいてはいられない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月13日 17時27分53秒
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