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東京は、職場の中も街を歩いていても、薄暗くて寒々している。 小糠雨が降っているせいもあるのだろうけれど、節電のために照明を間引いたり、暖房を控えたりしていることが、心理面にも影響を与えている。 数日前に、震災取材のために急きょ来日したFinancial Timesの記者が、「だが、こうした奇妙な感覚の中でも、東京には今も心強いほど見慣れた光景がある。タクシーの運転手は今もお辞儀する。車内は今も白いレースで飾られている。日本のトイレの便座は今も温められている(これは欠かせない小さなぜいたくだ)。」と書いていたが、我が職場の便座はもはや温められなくなってしまった。 それでも、不便な生活にも慣れてきて、誰もが文句ひとつ言わずに普通に働いている。 この辺りが日本人の忍耐力なのだろう。 とはいえ、私もそろそろ限界だ。 今夜は家族の待つ家に帰ろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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