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我食べる、故に我あり ~ 中国の故事 (嘘)

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2011年05月03日
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今日は憲法記念日。
例年なら夜のニュースでは1年に1度の憲法論議が話題になるのだが、今年は震災の影響なのかあまり、聞こえてこない。
そんな中でも、一応は護憲派、改憲派双方の憲法集会が開かれていたようだが、今年のテーマは9条ではなく、震災対応だったらしい。
時事通信のウェブサイトには「緊急事態規定」めぐり賛否という記事が出ていた。
この記事によると、改憲派は緊急時の首相指揮権の明記を求めたらしく、自民党の参議院議員が「買い占めをしたり原発の周辺に物資を運ばなかったり、過度の財産権を主張したりすることを認めないようにする必要がある」と述べたというのだが、ちょっと待て。
憲法で買い占めを禁止する?物資の運搬を強制する?大丈夫か?(但し、財産権の制限が、憲法の問題であることは間違いない。)
(ま、報道だから、主張者の趣旨を正確に伝えていない可能性は大きいけど、記事がホントなら)法学部に入り直して一から憲法を学んだ方がいいだろう。

国会議員は立法府の一員だから法律に詳しいなんて思ったら大間違いだ。
以前、ある法律の議員立法を目指す民主党議員と話したことがあるが、少し話してみてすぐに法律のド素人であることが判った。
民間人である私が、立法面での矛盾や問題点を指摘しても、「そういう問題じゃないんです。実務家の方々はどうして理解してくれないのでしょうか」と呆れ顔をされたが、呆れたのはこっちだ。
立法の議論で法律論を言ったら、「そういう問題じゃない」ってどういうことなんだ?
法律論じゃない立法議論ってなんなのだ。
議員は法学部卒を条件にしろなどと言うつもりはさらさらないが、立法機関の一員としてある程度の法律知識は持ってもらわないとなぁ。

それに、現首相や前首相を見るにつけ、緊急時に首相に強力な指揮権を与えることが良い結果につながるとはとても思えない。
現首相なら(中味の善し悪しはともかく)まだ現実的な対応を目指すだろうけど、前首相は権限を得た途端に信じられないような突拍子もないことを言い出しかねないリスクがある。
いずれにせよ、ここ数年の頻繁に替った首相たちの顔を思い出して、この人なら超法規的権限を持てば、復興を強力に進められただろうにと思える人はいないのではないだろうか。


それはさておき、今年に限らず、私は何が何でも護憲とは言わないが、改憲派がどうしてそこまで改憲を求めるのかが今一つ理解できていない。
なにか今の憲法で不都合があるのだろうか?
そこのところが、きちんと提示されていないように思う。
「米国による押し付け憲法を捨て、自分たちの手で自分たちの憲法を作ろう」という方が、賛否はともかく、まだわかり易い。
ただ、日本国憲法制定から60年以上も経てしまった今となっては、「今さら」感が強く漂う。

改憲論者たちの基軸が見えてこないんだよな。
他方、護憲派というと社民党やら共産党ばかりが目立って、顔ぶれを見るだけでうんざりした気分になるのも事実だ。

政治スタンスを明確にすれば疎まれ、あいまいにすれば埋没する。
難しいものだな。


話変わって、今日の献立だ。

最近購入した
「dancyu何度でもつくりたい絶品おつまみ365レシピ」を見ながら、何品か作ってみた。

「豚キムチ卵炒め」「蒸しレタスのねぎ生姜風味」「大根とにんじんの中華漬け」である。

つまみだから仕方ないのかもしれないが、いずれもちょっと味が濃過ぎる。
次に作る時は、もうちょっとマイルドにしてみよう。

この本には、ほかにも美味そうなつまみがてんこ盛りだ。
作らずにページをめくりながらでも酒が飲めそうな気になってくる。









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最終更新日  2011年05月03日 22時39分08秒
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