我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

１日中、雨降り。
東京アメッシュを見ると、一面青く染まっている。
黄色がわずか、赤がないだけましというものだろう。

今日のランチはかつ丼気分。
しかも、肉をしっかり食べたい。
となると、そば屋のかつ丼ではなくとんかつ屋のかつ丼だ。

しかし、銀座のとんかつ屋でかつ丼を出す店は多くない。
にし邑もとん銀も、たしかかつ銀もなかったと思う。
とん喜（看板では「七」３つ）にはあるが、今一つだ。
かつ丼を食べたことはないけど、梅林に行ってみた。

いつもは客であふれているが、雨のせいか席は半分ぐらいしか埋まっていない。
カウンターに座ってかつ丼を注文した。
かつ丼が９８０円、スペシャルかつ丼になると１８００円だ。
いったい何がスペシャルなのだろう？
肉の質がそんなに良いのだろうか。
確かめてみたい気もするが、かつ丼に１８００円も払う気はしない。

かつ丼を待つ間、ほかの客が食べている定食を見て、少し後悔した。
定食にはケチャップたっぷりのスパゲッティが添えられているのだ。
しばらく食べていないと、あの毒々しい朱色のニョロニョロがたまらなく美味そうに見える。
さすがに、かつ丼にはケチャップスパゲッティは添えられていない。

しかし、かつ丼の味はまずまずだった。
ちょっと肉が少なくて、ご飯が多いように思う。
ま、そんなことは構わないさ。
でも、もう少し安くてもいいな。
場所代だと思えば仕方ないのかもしれない。