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銀座ライスで鮭塩焼き定食を食べた。 この店、カウンターが狭いんだよな。 サウスポーの私にはつらい。 右手で箸を使う左隣の男と、手や肘がぶつからないように気遣いながら食べる食事は疲れる。 それと、この店に限ったことではないが、定食のお膳には右利きに食べやすいように器が配置されている。 だから、私はいつも食べ始める前に、自分にとって食べやすいように並べ替えるのだが、こう狭くてはそれもままならない。 なんだかリズムが狂う。 とはいえ、料理は美味い。 ただ、鮭の皮が焦げ気味なのがちょっと気に入らない。 鮭は皮が一番美味いのだから。 そんなことを思っていたら、今日の日経夕刊の川上未映子のコラムのタイトルが「鮭の皮の彼女」だった。 内容は、姉が卒業時に友達と交換したサイン帳に、鮭の皮の絵(どんな絵だ?)が描かれ、横には「鮭は身よりも皮がすきです」と書いてあったというものだ。 その子はよくわかっている。 と思っていたら、それを書いた姉の友人がやがて自殺してしまったというのだ。 鮭の皮が美味いと思ったその日に、こんなコラムを読むことになるとはなぁ。 ちょっと滅入った。 それはさておき、最近の日経はコラムや文化欄が好調だ。 今日だけじゃなく、豊田泰光のコラムはいつも秀逸である。 普段は日経のスポーツ欄を読み飛ばす私であるが、これだけは欠かさず読む。 夕刊の文化欄には、渋谷陽一も時々(毎週?)書いている。 30年前、ジャーニーやTOTOを産業ロックと小ばかにしていた男が、40を過ぎた正統派アイドル・カイリーミノーグを褒め称えるようになったんだな。 ちょっと複雑だ。 さらに、今日の夕刊にはかなりインパクトのある男の顔写真が掲載されていると思ったら、宮城聡だった! 20代の頃に、小林恭二の小説を題材にした独り芝居ミヤギサトシショーを何作か見たものだ。 昨日の夕刊は、ケラリーノ・サンドロヴィッチだった。 日本経済新聞の記者にとっては、スポーツ欄や文化欄の担当など傍流だと思うのだけど、実にいい仕事をしてる。 日経の底力だな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月19日 21時22分15秒
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