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まだ5月だというのに、台風が沖縄を襲った。 沖縄本島でも風速50メートルを超えたという。 風速50メートルとは、いったいどれほどのものなのか。 想像もつかない。 台風の影響ではないだろうが、数日前に梅雨入りした関東地方も今日は雨降りだ。 大雨洪水警報も出た。 晴耕雨読。 晴れたからといって土を耕したりはしないが、雨が降ったら読書することはある。 常盤新平の銀座旅日記を手にした。 この本はもう何週間も前に読みはじめ、会社帰りの電車の中で読んでいたのだが、最近は帰りが遅く、疲れているか酔っ払っているかのどちらかで、読みかけのまましばらくページを開くのを忘れていた。 ま、日記だから一気呵成に読まなくとも一向に差し支えない。 それにしても、新平さん、自ら老いたと嘆きながらも、田園都市線の奥から、銀座、お茶の水、新宿、さらには浦安、平井、川越と日々出歩く。 元気なお年寄り(失礼!)の話を読むうちに、雨読ばかりしてはいられない気になり、雨の中を出掛けた。 銀座の教文館、ブックファースト、有楽町交通会館の三省堂をハシゴして、三原橋交差点近くの「まつじん」で食事。 まつじんなんて言うとピンとこないが、なんのことはない、道産子なら知らぬ者はいない松尾ジンギスカンである。 銀座で松尾ジンギスカンが食べられるなんて感激! と言いつつ、松尾の店で食べるのは初めてだ。 北海道の人間にとっては、ジンギスカンは家や河原などの野外で食べるものであって、店に行って食べる感覚はない。 それに、ジンギスカンの味=「ベルのたれ」の味だ。 しかし、だ。 結論から言えば、美味かった。 慣れ親しんだジンギスカンとは違う味だが、十分に満足した。 夢中で食べてしまった後、周りを見回すと、子連れの若い夫婦やカップルが数組、和やかにランチを楽しんでいる姿が目に入ってきた。 途端に、自分がとても場違いな場所にいるように思える。 まるで、「孤独のグルメ」の井之頭五郎のようだ。 銀座、特に週末の昼間の銀座は、オヤジひとりで来る街じゃないな。 あぁそうだ、蛇足承知で付け足せば、ジンギスカンには海苔も具もない塩おむすびがよく合うし、野菜にはジャガイモが欠かせない。 まつじんさん、検討乞う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月29日 15時52分28秒
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