我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

朝、凄まじい雨音で目が覚めた。
この雨の中、会社に行くのは勘弁してほしいと思っていたら、家を出る頃には傘をささなくても良いぐらいになっていた。
助かった。


昼休みは再び雨。
外に出るのは気が進まないが、社食で食べるのはもっと気が進まない。
近場でと思いつつも、決まらないままに歩いてしまって、最終的に桂庵に入った。
ダイエットもしなくちゃならないので、めかぶせいろそばにした。
なんとも拍子抜けするぐらい癖のないめかぶだった。


夕方、窓から外を見ると、傘をさしていない人の方が多い。
今のうちに帰ろう。

というわけで、早めに帰宅した。
ニュースでは台風で大荒れの西日本の様子を映し出していた。
その時だ。
ピロロン、ピロロンとニュース速報を知らせる音が鳴った。
何事か？
画面に目を凝らすと、「魁皇、引退」の字幕が流れた。

はぁっ？

一昔前まで、ニュース速報といったら一大事を知らせるものだったように記憶している。

いくら相撲が日本の国技と言われていようが、ひとりの力士の引退がニュース速報に値すると思う視聴者がどれほどいるのか。
しかも、横綱じゃないし、昨今の不祥事続きで相撲人気は低空飛行が続いている。

ＮＨＫも相撲協会並みに、ガタガタしているみたいだからなぁ。

そろそろ社会全体をガラガラポンしなければならない時期にきているのかもしれない。