我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

今日は前から気になっていた店に入ってみた。
昭和通りのクロネコヤマトの大きな看板のある裏手にある店だ。
名を「なじらて」という。いや、「ならじて」だったかな？
やっぱり「ならじて」だったような気がする。
意味はまるでわからない。

外観はまるっきり居酒屋だ。
実際、居酒屋なのだろう。

店に入ってみると、曲尺型のカウンターとテーブルが２つだったと思う。
入り口横のテーブルは4人掛けになっていたけど、随分と大きい。
一辺に二人ずつ掛けても全然問題ない大きさだ。

ランチメニューは一汁三菜定食と丼が2種。
一汁三菜定食とは、刺身、肉、焼魚ともう1種（忘れた）のメインが選択できて、それと小鉢が2つに汁ものとご飯に漬物という構成だ。

私は、焼魚、鮭の粕漬けを選んでみた。

運ばれてきたお膳の上は、やや寂しい。
鮭の切り身の大きさが、ちょっと贅沢なお弁当サイズで、メインがこれ一つだと後でお腹が空きそうな不安に襲われた。
小鉢は、大根とこんにゃくのピリ辛煮に、人参とインゲンの胡麻和え。

なにはともあれ食べてみる。

味噌汁にはたっぷりの海苔が入っていて、香りがとてもいい。
ご飯の炊き方も上手だ。
鮭はもうちょっと味の輪郭がはっきりしていた方がご飯が進むが、ま、このぐらい上品でも悪くはない。
小鉢も素朴な味が良い。

食べ終わってみると、それほど物足りない感じはない。

これは良い店に出会ったと言えそうだ。
また、来よう。