我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

ご飯を炊いたり鍋を作ったり、ひとり飯の際に重宝していたのが、横川駅名物おぎのやの峠の釜めしの器である。
ところが先日、その釜にひびが入って水漏れするようになってしまった。
落語「はてなの茶碗」はどこにもひび割れが見当たらないのに水漏れする話だが、私の釜めしの釜の底にはくっきりとひびが入っている。

困ったなと思っていたら、私の窮状をどうやって知ったものか、おぎのやが釜めしを売りにやってきた。
運がある。

９００円也。
安いなぁ。
器だけでも５００円払っても良いと思う。
その上、美味しいんだ。

でも、前からゴボウなんて入っていたかな？
小さなホタテが入っていなかったかな？
ま、美味いから良いのだけど。
別添えの漬物セットのレベルの高さも讃えられるべきだろう。
駅弁が実現できるのだな。
弁当に限らず漬物に手を抜かない店は信用に足る。

ついでにいえば、この釜めしの具材の中で一番のお気に入りは、あんずなんだよなぁ。