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我食べる、故に我あり ~ 中国の故事 (嘘)

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2012年01月14日
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午前2時過ぎのことだ。
けたたましい消防車のサイレンで、眠りから覚めた。
窓から外の様子を伺っていた妻が、「うちの前に消防車が停まったよ。うちが火事なの?」
私が外を見ると、消防士が坂の下の方へ走って行くのが見えた。
「もうちょい下みたいだな」
私がそう言うと、妻は「近いのかな?心配ね」と言いながらも布団を被って寝はじめた。
暢気な妻である。

リビングに降りてみると、娘が起きていて、「家の前に消防車がいるよ。次々来てる」と不安げにしているし、犬たちは大興奮状態だ。
家族を守るのは一家の主の務めである。
上着を羽織って外に出てみた。

向こうからホースを抱えて走ってきた消防士に「火事ですか?」と尋ねたが、見向きもされなかった。
ま、そりゃそうだな。
真夜中に消防車が何台もやって来て、消防士が走り回っているのだから、火事以外に何があると言うのだ。
我ながら間抜けな質問だった。
次にやって来た消防士に「どこですか?」と尋ねたが、これまた無視された。
これも愚問だった。
走り去る消防士について家の先の角を曲がると、百メートルほど先で激しく炎が立ちのぼっているのが見えた。
こんなに近いんだ、と驚く一方で、我が家まで燃えるようなら、この辺一帯が焼け野原になるわけで、そんなことにはなりそうもない、と少し安心した。

寝室に戻って布団に入ったが、窓の下で続く消火活動の音で、明け方まで眠ることができなかった。


報道によれば、この火事でおひとりが亡くなった。
冥福を祈る。合掌








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最終更新日  2012年01月14日 11時46分50秒
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