380504 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

我食べる、故に我あり ~ 中国の故事 (嘘)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

食田飲太

食田飲太

カレンダー

お気に入りブログ

623屋 ごまきてぃさん
人+良=食 な日記 青山睦月さん
好いもの・旨いもの… kirattoさん
元気な中年日記 (気… 竹やんださん
気ままに、ゆっくり… 案山子の屁さん
(仮)今日は何につ… ネコタトラオさん
或る日の“ことのは… ぺぺる9712さん
オススメ北海道のお… 北海道を愛するトラッカー パパ♪3525さん
回遊魚記録 北海うに子さん
沖縄戦線異状あり !? 背番号のないエースGさん

フリーページ

コメント新着

 案山子の屁@ Re:北京!(04/30) お久し振りです、お元気そうで何よりです…
 ぺぺる9712@ こんばんは こんばんは、お久しぶりです。 北京にい…
 食田飲太@ Re[1]:寺は寺でも(11/28) 案山子の屁さん >年末に向かい仕事が忙し…
 案山子の屁@ Re:寺は寺でも(11/28) 年末に向かい仕事が忙しく成って来たので…
 食田飲太@ Re[1]:寺は寺でも(11/28) ぺぺる9712さん > >カンボジアですか? …
2012年01月14日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

午前2時過ぎのことだ。
けたたましい消防車のサイレンで、眠りから覚めた。
窓から外の様子を伺っていた妻が、「うちの前に消防車が停まったよ。うちが火事なの?」
私が外を見ると、消防士が坂の下の方へ走って行くのが見えた。
「もうちょい下みたいだな」
私がそう言うと、妻は「近いのかな?心配ね」と言いながらも布団を被って寝はじめた。
暢気な妻である。

リビングに降りてみると、娘が起きていて、「家の前に消防車がいるよ。次々来てる」と不安げにしているし、犬たちは大興奮状態だ。
家族を守るのは一家の主の務めである。
上着を羽織って外に出てみた。

向こうからホースを抱えて走ってきた消防士に「火事ですか?」と尋ねたが、見向きもされなかった。
ま、そりゃそうだな。
真夜中に消防車が何台もやって来て、消防士が走り回っているのだから、火事以外に何があると言うのだ。
我ながら間抜けな質問だった。
次にやって来た消防士に「どこですか?」と尋ねたが、これまた無視された。
これも愚問だった。
走り去る消防士について家の先の角を曲がると、百メートルほど先で激しく炎が立ちのぼっているのが見えた。
こんなに近いんだ、と驚く一方で、我が家まで燃えるようなら、この辺一帯が焼け野原になるわけで、そんなことにはなりそうもない、と少し安心した。

寝室に戻って布団に入ったが、窓の下で続く消火活動の音で、明け方まで眠ることができなかった。


報道によれば、この火事でおひとりが亡くなった。
冥福を祈る。合掌








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年01月14日 11時46分50秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X