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午後早い時間に秋葉原近くに用があり、昼食も出先で食べることにした。 この辺で食事をした経験はあまりないが、目当てはある。 鳥つね自然洞だ。 その名の通り鳥料理の店であり、親子丼の美味い店として超有名店と言っていいだろう。 この店の名を知って、もう20年にもなると思うが、訪れるのは初めてだ。 中央通りから少し入った場所にあるこの店は、その名声に不似合いなほどひっそりと佇んでいた。 思っていたよりずっと小さい。 行列を覚悟していたのに、店の周りには人影はなかった。 それでも暖簾をくぐって店内に足を踏み入れると、9割ほどは席が埋まっているようだ。 女性店員が、「今日は特上が終わってしまいました。上は肉とご飯が違いますが、卵と割り下は特上と同じになっています」と口上を述べるので、上親子丼を注文した。 注文を受けると、テレビや雑誌で見知った顔の店主が調理をはじめた。 偉いなぁ、名が売れてかなりの年月を経ても、ランチタイムに一見客の親子丼一杯を自ら作る。 こういう真面目さが大切だよ。 で、味だ。 間違いなく美味い。 1300円という、そこらのそば屋の親子丼の倍ほどの価格にも納得した。 肉は不思議な食感だ。 最近は、美味い鶏肉と言えば地鶏で、歯ごたえがあるのが良しとされる風潮があるように思うが、この肉は弾力はあるが柔らかい。 味わいの点ではやや淡白に思う。 一番は卵だ。 熱が通って固まっている部分もあるが、ほとんど生に近い部分が多い。 卵掛けご飯のようだ。 親子丼をワシワシ掻き込んだら、鳥スープを啜る。 また、ワシワシして、今度は漬物をボリボリ。 ちょっと幸せ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月28日 21時19分23秒
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