我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

11時半頃に社外での会議が終わった。
今から会社に戻っても、着く頃には昼休みだ。

久々に晴れ上がって、日向を歩いていればポカポカ気分も味わえる。
ちょっと散歩してみた。

神田明神から湯島聖堂、聖橋を渡ってニコライ堂の横を通り過ぎ、淡路町まで。
３０分足らず歩いただけだというのに、足の裏に小さなマメができてしまった。
いつからこんなヤワな人間になってしまったのやら。

淡路町には、池波正太郎お気に入りのそば屋や老舗の洋食屋があったはずだが、それがどの辺りなのかわからない。
スマホで調べれば簡単に出てくるのだろうけれど、そんな風に場所を探り当てて食べに出かけるのは、今日に限ってはなんだかカッコ悪い気がした。

で、迷子にならない程度にグルグル廻ってみて、天ぷら屋に入ろうと思ったのだけど、店の前の品書きによれば、一番安い天丼が1,200円だ。
今月後半は何かと出費が続くのを思い出して、急遽隣の安い中華屋に入ってしまった。

日替わり定食が590円、ニラレバ、麻婆豆腐、肉野菜定食などが690円、ホイコーローや茄子味噌炒め定食でも750円という価格設定である。
こんなに安くて大丈夫か？と考えるのは、銀座価格に慣れてしまった私の偏見だろう。

私が食べたキクラゲと卵と豚肉炒め（つまりは木犀肉だ）定食は690円。
味、量ともに値段相応だったと思う。
ちょっと、醤油の辛さが強くて、食べ終わる頃にはちょっともてあまし気味だったのが、少々難点だな。

なんにしろ、淡路町界隈は食の物価が安いようだ。