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仕事を終えて稽古に向かう前、空腹を感じて小諸そばに入った。 夜の小諸そばは初めてだ。 立ち食いそばなんて昼も夜も変わらないようでいて、ちょっと違っていた。 違いのひとつは店員だ。 昼は、厨房の中にはアルバイトらしき若い男、ホールには年配女性が多い印象があるが、今夜は年配男性ばかりだった。 もう一つの違いは、ネギだ。 昼はテーブルに置かれた器からセルフで使うシステムだが、夜は小皿に1回分が盛られてお盆に添えてあった。 でも、これは昼夜の違いではなく、システムが変わったのかもしれない。 というのも、前回この店に来たときに、私は目撃したのである。 常軌を逸したネギ男を。 ネギが好きだと言ったってそんなに大量に食べるものではない。 好きなだけ使っていいシステムだとしても限度はある。 なのに、その男はテーブルのネギの器を空にする勢いで、そばの上にネギをうずたかく積み上げた。 ざっと見て、麺とネギの比率が2: 1ぐらい。 これはすごい比率だ。 かけそばがネギそばに変わっていた。 ネギだって安くはない。 そばの上にちょろっと盛る程度ならタダで提供してもなんてことはないだろうが、丼にてんこ盛りされたら店はかなわないよぁ。 ま、1回きりなら我慢もしようが、たぶんこいつは常習犯だ。 まったく躊躇がなかった。 スーパーで袋に入れる台に備え付けてあるビニール袋を、ぐるぐる巻きにして持ち帰る鉄面皮のオバチャンをみるようで、胸くそが悪くなった。 明らかに壊れている。 最近、この手の常軌を逸した人間が増えているように思えてならない。 間違った人権教育が、大人になれない連中を大勢作ってしまったのではないか。 そんなわけで、ネギのセルフサービスをやめてしまったのではないかと、勘ぐったのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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