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今日は朝から消防の訓練を受けに出かけた。 会場近くまで行って、喫茶店でゆっくりと朝食を楽しむはずだった。 エビとツナのサンドウィッチを一口頬張ったその時だ。 けたたましいサイレン音が鳴り響いた。 「ファンファンファン!6階の火災センサーが作動しました。確認します」 えっ、もう訓練が始まったの? いや、そんなはずはない。 受付だってまだ済ませていないし、そもそも、近所だけどここは訓練会場ではない。 ま、誤作動だろうな。 よくあることだ。 と、思ったら、さらに大音響で再びサイレンが鳴った。 「ウーッ、ファンファンファン、火事です。火事です。6階で火災が発生しました。係員の誘導に従い落ち着いて避難してください」 マジですか? まだ二口しかサンドウィッチを食べてないのに。 アイスティーだってたっぷり残っている。 何人かの客が席を立って、店を出て行った。 店は1階だし、私は幸いにして出入り口に一番近い席に座っている。 逃げようと思えばいつでも逃げられる。 とにもかくにもサンドウィッチを片付けよう。 店員が逃げてくれと言うなら仕方ない、と思ってカウンターに目を向けたら、店員に特に動きはなさそうだ。 それどころか、新しく入ってきた客(こいつもどうかしている)に向かって、笑顔で「いらっしゃいませ。店内でお召し上がりでしょうか?」とマニュアル通りの対応をしている。 火災警報が鳴った時のマニュアルはないのか。 サンドウィッチを食べ終わった頃に、煙たいような気がしてきたのでアイスティーを半分残して避難したのだった。 大通りの向かい側に移動して6階を見上げると、内装工事をしているみたいで、作業員たちが何人か窓に張り付いて下を眺めているのが見えた。 横にいたジイさんが別のジイさんに、「火事じゃないらしいよ。工事作業員がなんかやらかしたみたいだ」と解説していた。 なんだそんなことか、とひとりつぶやいてみたら、私が向かおうとしていた消防署から消防車が飛び出してきて、さっきのビルの前に停まった。 どっちなんだ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年06月28日 23時10分06秒
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