我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

聴力検査で引っかかったことはないが、人の話を聞き取れなかったり、聞き間違ったりすることが度々ある。
何度も聞き直すと失礼だから、わかったふりをして聞き流すのだけど、バツが悪い思いをすることもある。

聞き違いというのとはちょっと違うが、今日、こんな場面に出くわした。

その１

昼にリンガーハットに入った。
皿うどん、割と好きな食べ物である。
酢をタップリかけ回して食べるのがいい。
最近は夏バテ気味なのか、体が酢を求めるんだよな。
お盆に柚子胡椒が添えられていたけど、皿うどんに使うのか餃子に付けるのか説明はなかった。
皿うどんに使ってみたが、あまり良い組み合わせとは思えない。
餃子は試してみなかった。

さて、後からやってきた50代半ばぐらいの男が注文する声が聞こえた。
「餃子と...ほら、あれ。チャンポンじゃない方の...。そうそう、皿うどん」
女性店員が「餃子セットでよろしいですね？」とたどたどしく確認した。
店員は日本人ではなさそうだ。
客が少し声を大きくして「だからさ、皿うどんと餃子だって」と言い、店員が「皿うどんと餃子のセット、おひとつ」と繰り返す。
男は苛立って「えっ、ナニ言ってるの。言いたいことが全然わかんないよ」と叫ぶ。

傍で聞いている限りでは、客の方がワケワカラン。
見かねて日本人の男性店員が飛んできて、メニューを見せながら「こちらの皿うどんと餃子ですね」と確認を取った。
たどたどしかったけど、女性店員の話は理解できないようなものじゃなかったのだけどなぁ。


その２

セブンイレブンで炭酸を買った。
「支払いはnanacoで」と私。
すると、店員が「はい、nanacoですね。いつもご利用ありがとうございます。お支払いはEdyでよろしいですか？」
「いや、だからさ、nanacoで」
「失礼しました。では、Edyご利用のご確認ボタンを押してください」
「ナ、ナ、コ」

店員は焦って何度もレジを打ってはエラーが出てやり直している。
セブンイレブンにしては珍しく、日本人の若い男の店員だった。


しっかりしろ、大丈夫か。
みんな暑さのせい？