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昨日の帰りの電車の中で、定期入れを拾った。 床に落ちていたのだ。 表には無記名のパスモがあり、裏面にはシルバーパスと書かれたカードに女性の名が見えた。 シルバーパスというから、持ち主はお婆さんなのだろう。 しかし、私が乗車して以来、近くにお婆さんがいた覚えはない。 周りの人に尋ねても、誰も知らないと言う。 私が降りる駅まではまだまだ先だった。 わざわざ途中下車して届け出るのは面倒だが、お婆さんが困っているかもしれないと思うと落ち着かない。 それに、そのピンク色の定期入れを手に持ち続けているのも不自然だし、かといってポケットにしまうのも猫ババを疑われはしまいかと、これまた心が乱れる。 降車駅で駅員に届け出たときは、肩から重荷がおりたような爽快感があった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年10月02日 21時40分41秒
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