|
テーマ:よしなしごと(638)
カテゴリ:がらくた箱
生協の雑貨カタログのカレンダーが姿を消し、代わって先々週から注連飾りが登場。来週注文分のカタログに魚沼の注連飾りが出ていたのでそれを購入することにした。
注連飾りも土地柄があるように思う。 実家の町の酉の市に登場する家庭向け注連飾りは宝船の形をしていて、どちらかというと横長。色とりどりの米俵とか七福神とか金銀小判の飾り物が付けられて賑やかなものだった。商店などの店先に飾る大型の注連飾りは縦に長く、一般家庭向けほど派手な飾りは無いもののそれなりに格上の感じがあった。 昔は注連飾りのシーズンになると街中の通りの両側にテントがけの注連飾り売りの露天が出ていた。寒中なのでたっぷり着込んだ店主が練炭コンロで暖を取っていたのを覚えている。繭玉や注連飾りを買う人たちで結構賑わっていたものだが、今はもうスーパーやホームセンターの店先で売るだけになっていて、酉の市は出ないのかもしれない。 結婚して住むようになった今の土地の注連飾りは、飾りが多少付いてはいるものの拍子抜けするほど寂しいというか簡素というかさっぱりしすぎというか、元道民の目から見ると何だかめでたさに欠ける感じがしないでもない。 こういうのも土地柄なので文句を言う筋合いではないのだが、生協のカタログの注連飾りは多少賑やかなので、毎年これで折り合いを付けることにしている。 生協のネット注文票に記入しながら、子供の頃親にくっついて酉の市に行き、何となく華やいだ雰囲気の中たくさん並んだ注連飾りを眺めていたのが何だか楽しかったのを思い出し、今となっては戻ることの無い時間を思う。 注連飾りの心配をして年賀状の枚数を考えるようになると12月。今年はレースのカーテンを新調したいし、予定もいろいろ入ってきている。あっという間に年末になるんだろうなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[がらくた箱] カテゴリの最新記事
|
|