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カテゴリ:がらくた箱
夜9時半頃、家に電話があった。猫のドライバーさんからだった。
「10分後ぐらいに荷物お持ちしてよろしいですか?」 この業界を多少かじった経験のある自分としては、無論否やは無い。来てもらえるだけでもありがたい。今日は12月1日。猫その他宅配業界に少しでも足を突っ込んだ人なら皆知っていることではあるが、お歳暮の修羅場シーズン初日だ。これから10日間ないし2週間が修羅場のピーク。しかも週末。荷物の量は普段の倍ぐらいあるはず。 夜9時を過ぎてもまだ荷物が残っている。今日持ち出した荷物は、今日中に配達しなければならない。時間にうるさそうな人や会社関係の荷物の引き取りは時間を守らなければならないだろうが、そうでなければ時間帯指定が無い限り多少イレギュラーな時間に配達するのは、12月と7月の二大繁忙期には実はやむを得ずではあるが無い話ではない。知っているドライバーさんの10年以上前の話だが、夜10時半過ぎに配達に行ったという逸話もある。 この時期、ドライバーさんはおっそろしい量の荷物を抱えて皆青息吐息になっている。 普段はピンポイントの時間指定(これ、実は結構困る)という無理を聞いてくれるドライバーさんでも、12月のお歳暮シーズンと7月のお中元シーズンは業務量からいって無理だったりする。 世間の皆様、多少時間が守れないことがあっても、どうか差し支えない範囲であれば大目に見てやってください。たいていの宅配便ドライバーさんは、この時期となると昼飯も食べずに缶コーヒーとお茶だけでラストまで必死で配達してて、それでも追いつかない状況になってたりするのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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