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テーマ:よしなしごと(638)
カテゴリ:がらくた箱
雨の夜、田植えが終わったばかりの水田のど真ん中を突っ切る真っ暗な道。
街灯は一本もないけれど、晴れた日の夜よりも周りの風景はぼんやりと明るい。 低く垂れ込めた雨雲が地上の様々な明かりを受けて鈍く光っている。その薄い光が田んぼの水面に反射しているのが思いのほか明るいのだ。 雨はさわさわと降り続き、水面から吹く風は肌寒い。 けれど道は思いがけない明るさで、冬の雨ほどには冷たくない。このぼんやりとした風景が案外心楽しく感じられる。 かえるの声の勢いが良い。 幹線道路に近い田んぼは、信号や車のライトや街灯の光が反射してにぎやかな色合いに輝いている。 関東ではもう少し雨が続きそうだ。農家にとっては恵みの雨。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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