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テーマ:放射能とつきあう生活(17)
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今日、町内会の役員だけで町内の公園の放射能除染作業を実施した。
市の補助を受けて購入した高圧洗浄機での作業。 公園内の通路、コンクリートとアスファルトだけを除染した。 除染前と後では明らかに違うのが分かる。しかし、放射線量は...? 高さ1センチのところでは、確かに除染効果によって劇的ではないが改善しているのが分かる。 たとえば、0.6マイクロシーベルトが0.4程度に低減したが、1メートル高での数値にはほとんど変化が見られない。 局所的な洗浄では、空間線量にはほとんど影響がないということだろう。 ______________ 下が今回使用したガイガーカウンター。 左端が私のロシア製普及品「SOEKS」。ネットオークションで1万7千円だった。 右2台が市の補助で購入したもの。1台14万ちょっとの高級品だ。 計測場所は、公園内の木でできたベンチの上で、公園内で最も線量が高かったところ。 このベンチには苔が生えていた。 「高級品」が1.0~1.3マイクロシーベルトを記録、一方の「普及品」は0.68マイクロシーベルトを計測した。 これが値段の差かな? 「高級品」が100とすると我が普及品「SOEKS」は、60くらいの数値を表示する。 とすると、私のロシア製普及品「SOEKS」のコストパフォーマンスはかなり良いですね(?)。 また、2台の「高級品」でも、数値にばらつきがある。 この苔の生えた木製ベンチを高圧洗浄機で除染するとこれは劇的に低減した。高さ1センチでの線量は約半分以下になった。 しかし、地上1メートルでの空間線量は、やはりさほど変わらない。 _________________________________ ところで以下のつぶやきは、内緒の話として他に言っては困るが、 「これって税金の使い道として有効なんだろうか?」と疑問にも思った。 市役所の自己満足?あるいは八方塞の中で市民への丸投げ?あるいはご機嫌取り? 本質的な問題解決策から逃げ、対処療法に走っている姿が垣間見える。 _________________________________ しかし、やはり我々は蟷螂の斧をもってしても、前に進んでいかなければならないのも事実ではある。 我々にできることは、これが税金の無駄づかいとならないように知恵を振り絞って効果的運用を図っていくことしかない。 _________________________________ たいしたことではないかもしれないが、少し問題もみえてきた。 線量計の種類による数値のばらつきである。 3ヶ月前に、市から借りた線量計で町内希望者の地内を計測したが、今回の町内会で購入した線量計はそれより数十パーセント高めに計測値を出す傾向があるということだ。 これも十数万の国産の「高級品」らしいが、これを「貸与品」と呼ぼう。 ___________________________ 「貸与品」での計測値はその場で町内会会員に通達している。 そして、今後今回購入した「高級品」を町内会会員個々に貸し出した際に、「貸与品」との誤差で混乱をまねかないか? 私なんかは、私所有のロシア製普及品「SOEKS」を、比較的低い数値を示すようなので、「人に優しいガイガーカウンター」と称して笑い飛ばして愛用しまくっているが、放射線に過敏に反応する方たちにとっては耐え難い「数値不信」にみえることだろう。 では、どれが正しい数値?高級品の「貸与品」?「高級品」?...。それとも、中間に混ぜてもらえればの話だが、普及品の「私の『人に優しい』ガイガーカウンター」?...。 それは、今のところ私にはわからない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011/11/27 08:32:48 PM
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