王さまの白い石

１週間、東京に父の様子を見るとともに、疲れ切った母のフォローのために行っており、昨日京都に帰ってきました。
明日で、父が倒れて丸１ヶ月になります。

脳橋部出血では、たいていの場合が数日以内に死亡するというような情報しかネットからは得ることができず、悲観的に過ごしていたのですが、父の場合は、元々健康な人だったことも幸いしたのか、危機を脱し、家族の目から見ると、よくぞここまで、と思うくらい回復しつつあります。

手足に目立った麻痺はなく、動かすことはできるものの、関節位置覚障害というのでしょうか、自分の思った通りに動かすことはできず、車いすに乗るのも、、全介助を必要とします。
嚥下障害も重く、リハビリで毎日ゼリーを食べる練習をして、やっと、４０分ほどかけて５０ｃｃのゼリーを飲み込むことができるようになってきました。栄養はラコールという流動食を鼻から直接胃に入れてもらっています。

記憶や、理解力はもとのままのようですが、発声が難しく、簡単なことを家族がやっと聞き取ることができる程度です。

出血は、もう一度撮ったＣＴによると、右橋背部１センチ程度ということです。

見守る者は、ただただ良くなることを信じて、本人ががんばれるように励ますことしかできないのですが、リハビリの専門の病院が幸い近くにあって、早くから適切な訓練をしていただけて、良かったと思います。