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カテゴリ:つれづれ
今日の話題に入る前に、
まずはこの、おいらの過去の日記を読んでいただきたい。 渋滞を引き起こすほどに安全運転なおいらの日記 今日、1通の封書がオフィス宛に届いた。 開封後、BOSSがおいら達に向かって一言。 「スピード違反の通知が来ているのだが、 8月25日の午前9時20分に、ロックハンプトン市内を社用車で 走っていたのは誰だ?」 スピード違反なんて、この事務所内で、いや世界中で 自分が最も遠い位置にあると確信していたおいら(前述の日記参照)。 心の中で「どうせアンタに来た切符でしょ」などとほくそ笑みながら 120%BOSSが張本人だと思い込み、 自分のアリバイを証明する為にスケジューラーを確認した。 なんと紛れもなく自分だった。 8月25日のおいらのスケジューラーにはしっかりと 「8時半 空港 指宿ホームステイ見送り」 と行動記録が記されていたのである。 おいら、自慢じゃないけど 後続車からパッシングされようが何しようが 制限速度はきっちり守って走るのがモットー。 日本のゴールドの運転免許証が証明する通り、 ことスピード遵守に関しては おいらの右に出るものはいないと自負していた。 もし「制限速度をきっちり守ろう世界選手権」なんてものが 開催されたとしたら、 きっと日本代表に選ばれているであろうというくらいの セーフティドライバーである。 そんなおいらが、 事もあろうに「スピード違反」だなんて 何かの間違いに違いないわ。絶対そうよ。そうに違いないわ。 しかしそう思う反面、この時間帯にこの道路を走っていたこの車を 運転していたのがおいらだという事は紛れもない事実。 スピードカメラの不正確性を証明でもしない限り、 逃げ場はなさそうである。 しかも驚いた事に、制限速度70キロのところを 14キロオーバーの84キロで なんと罰金が1,000ドル! あまりの金額の大きさに、両方の目ん玉が飛び出してころがって 5番アイアンで打たれてホールインワンするところであった。 カーメルによくよく読んでもらったら、 この1,000ドルというのは法人車両に対して科せられる罰金であり、 これを個人によるものと申告し、Justice of Peace(治安判事の有資格者) の前で宣誓した場合は、個人への罰金として100数十ドルに減額されるとの事。 早速会社内でその資格を持つリネットのところへ行き、 違反切符を見せたところ、彼女は自分がスピード違反したものと 大きく勘違いし、 「オーマイガーッ!アタシどこでスピード違反したの!?」 と気を失いかけた。 慌てて、「違う違う、アンタのじゃない」と言うと、 「あーびっくりした。寿命が100年縮まったわよ」と 安堵の表情を見せた。 「この女の安堵感とおいらの厭世感をすり替えてしまいたい」 と心の中で思いながらも、とりあえず彼女の署名をもらい、 指定の郵送先へ投函。 例えばおいらが単なる旅行者であれば、ブッチする事も出来ようが、 もしこのまま逃げたら警察に追跡されて事務所の社員の前で拘束されて後ろ手に 縄で縛られさぁキリキリ歩けっお前は犯罪者だもう日本には帰れまい 最後に家族と話をさせてやろうひっひっひとカツ丼をすすめられた後に 妻と子供の声を涙ながらに聞きついにはタスマニアの奥の監獄に収容されて 終身刑でファームで奉仕作業をして牛の糞にまみれてサンドフライに刺されて 一生を終えるんだああああああああああああ。 そんな事にはなりたくないので、 大人しく少ない小遣いから罰金払って、点数引かれて、 オーストラリアのカタギの生活を継続する事にしたのである。 そんなおいらだが、 実は2年ほど前にも似たような場所で スピード違反(この時はネズミ捕り)に 捕まった事があり、 こんなに安全運転を心がけているおいらが2回も捕まっているのに、 スピード狂やラフドライバーの同僚や先輩方が1回も捕まらないというのは どうも腑に落ちない。 ひょっとして警察はおいらの事をストーカーしているのではないかと 思うくらいである。 今年は何かと「車運」が悪い事このうえないおいらだが、 まぁ自分の身に何も災いが起こっていないという事を ラッキーに思うぐらいの気持ちでいるくらいがいいんだろうな、 と思うのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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