この作品には不思議な魅力があります。際立った特殊効果やあっと驚くような展開があるわけではないのに、友人から借りて何度も見ました。原作は世界的ベストセラーらしいですが、私は原作を読んではいません。原作もこんな魅力があったのでしょうか。小説と映画にはやはり違いはあるわけで、前者は主体的に読み進めていくものですが、後者は展開やスピードは製作者にゆだねられています。小説の映画化や映画のノベライゼーションはやはり、”似て非なるもの”だと思います。
講釈が長くなってしまいました。
この作品の主人公は三姉弟妹。不幸の始まりは、彼らの家が原因不明の火事で全焼し、両親まで亡くしてしまいます。今まで裕福で何不自由なく暮らしてきた三人は孤児になってしまったのです。彼らの財産を狙う親戚の”オラフ伯爵”、この人物は最初から悪人丸出しで登場します。
悪が丸わかりの状態でストーリーは進んで生きます。
どこが魅力的かはっきり言えませんが、お勧め出来る作品です。
「世にも不幸せな物語」