3ヶ月もすれば、どこかのメーカーから新型のパソコンが発売されます。パソコンは車に比べ、まだ発展途上なので、ある程度メーカーの立場も分からないわけではありません。
しかし十何万、時には数十万もするものをそんな頻繁に買い換える必要は無いといつも思っています。パソコンは一度買えば、4年は最低使いこむくらいでいいのです。
最新型のパソコンのスペックを見て思うのは、いつもメモリーが不足気味であるということです。現在のウインドウズXPは最低でメモリーを256MB必要とします。いろんなソフトを使うとなると1GBは必要で、普通の使い方でも512MBは平均的に必要です。
インターネット・メールならウインドウズXPで256MBメモリーがあれば十分ですし、ウインドウズ98なら128MBあれば十分です。
パソコンを長く使うには、多少のメンテナンスが必要です。メーカーや販売店はそのやり方を教えてはくれません。
確認1:一ヶ月に1回はデフラグをしましょう。デフラグはウインドウズの「システムツール」の中にあるので、Cドライブを定期的にデフラグしてやると、ファイルが断片化して遅くなったのを多少早くすることが出来ます。これは基本です。ウインドウズは使っているうちにゴミファイルが自然にたまってしまうという欠点を持っています。
確認2:メモリーは十分ですか?個人の使用状況によって異なりますが、メモリーは重要です。楽天でもメモリーのノーブランドが五千円くらいで売られていることがあるので、注意しておきましょう。メモリーの増設で見違えるようにパソコンは軽くなります。安い投資だと思いませんか?
もしまだウインドウズ98を使っているなら、とてもいい方法があります。パソコンは「レジストリ」というところに、スイッチオンと同時に起動の基本情報を読みにいきます。ウインドウズ98ではこの「レジストリ」に溜まったゴミファイルまできれいにする方法があります。終了のとき「MS-DOS」モードで起動する、という選択肢があります。これを実行すると黒い画面に白い字でコマンド入力画面が開きます。そこでアルファベット入力で「scanreg /fix /opt」と入力し、エンターキーを押します。すると「レジストリ」のゴミファイルをきれいにしてくれます。そうすると早く動くようになります。
残念ながらウインドウズXPではこれは出来ません。マイクロソフトとパソコンメーカーの陰謀でしょうか。今までは出来た良い機能を削って、マルチメディア対応だけを宣伝しています。フリーソフトで「CCleaner」をダウンロードして「レジストリ」を整理するか、市販の「ディスクXツールズ」か「驚速2006 パソコン」か「Win 軽快ツールズ5」あたりを買って使うしかありません。それでも数千円の投資なのでパソコンを買い換えるよりいいと思います。メーカーに踊らされて高いパソコンを買うことはありません。ごく一部の人を除いて。パソコンも大量消費文化から「エコ」な使い方をする時代です。
楽天で探しましたが「ディスクXツールズ」は見つけられませんでした。
「驚速2006 パソコン」「Win 軽快ツールズ5」
参考図書「パソコン高速化 万能バイブル」880円