最近のパソコンを取り巻くカタログ値の一人歩きは異常です。最新型の高価なパソコンをみんな買うからといって、性能を良く知らずに高価なパソコンを買う必要は全くありません。
デスクトップなら、本体で7万円か8万円(増設パーツ込み)に液晶17インチで3万円弱、合わせて10万円もあれば一般的な使い方に十分耐えます。それでうまくメンテナンスしてやれば5年は使えます。無駄な投資と廃棄による環境への悪影響の循環を断ち切るべきだと思います。ノートでも7万円くらいからありますから、それにメモリーの増設とオフィスソフトや年賀状ソフトや必要ならウイルスソフト(プロバイダーがウイルス対策をしているところならウイルスソフトは必要ありません。)をインストールすればいいのです。
ヘビーゲーマーやCADの責任者の人、大学の研究室の一部の人は何が必要か分かっているのでその部分に投資します。平均的使用の人は高価なものを買っても宝の持ち腐れに過ぎません。
大手メーカーが販売しているモデルは山のように使わないソフトが最初からついています。ソフトのBTOは出来ないものでしょうか。エコをうたいながら資源の無駄使いです。ウインドウズ・ビスタも大部分は見た目を良くしたメモリー大食いOSになりそうです。
極めて平均的なパソコン使用者は、一番安いパソコンにメモリーを増設して、使うソフトだけを買う、そうすることで無駄な出費を抑えられます。楽天で最安値のデスクトップなら4万円以下で買えます。それにメモリーを増設しても1万円以下、DVDをパソコンで見たり・焼いたりする人はDVDマルチドライブに変えるか増設すればいいのです。DVDを鑑賞するだけならDVDプレーヤーは5千円もあれば安いものは買えます。リモコンもついてきますからその方が安上がりです。
販売店も悪いのですが、パソコンのカタログ値をPOPなどで書いて、パソコンを購入者に意味不明な物にしているような気がします。この前、家電量販店に行ったら、若い店員がさも必要そうに「ビスタになったらこの性能でも不足します」なんてことを言ってました。売らんかなみたいな姿勢気に入りません。ISO14000取って環境に配慮してますってことを店は大きく掲げてますが、ISOは基準を満たせば必ず取れるのでステイタス、最低限環境に負荷をかけることをしていないことの証明以上のものではありません。
このブログはペンティアム2の333MHzのデスクトップで書いています。インフォシークのオンラインゲームもこれでやってます。不都合はありません。オフィスソフトは97を使ってます。OSはさすがにXPにしました。安定性がいいですから。それで不足を感じることはありません。
カタログ値で見なければいけないのは、現在ではXPを使うとするとメモリーくらいです。512MBにする必要はあります。ハードディスクの容量は使いきれないくらいありますし、そのデータ転送はシリアルATAが今では標準で理論値300MB/秒ですが、ハードディスク本体のデータ転送速度は速くても80MB/秒です。これは3年以上前のUltra ATA/100のデータ転送速度を超えていません。パソコンの頭脳CPUは性能が高すぎて一般的な使用は一番下のクラスの物でも早すぎます。GHzパソコンは一部の人のものです。インターネット環境はギガビットが標準になりつつありますが、動画のリアルタイム再生をしょっちゅうやるのでなければ意味がありません。画像を見るなら、地デジのテレビやCATVの方がずっといいです。XPもいろいろ設定を変えることで自分流にすることが出来ます。メーカーの初期設定のパソコンは不要なものが多いので遅く感じられます。会社では今でもウインドウズ98パソコンを使ってます。メモリーは増設しました。それで使えるのです。あなたのパソコンも無駄を省いくことが出来ます。ある程度賢い消費者になりたいものです。
「ソーテック(モニター17型)」メモリーの増設は必要です。本を買って自分でウインドウズを高速化するのが一番安上がりです。「パソコン高速化・・」には役に立つ無料ソフトが多数載っています。千円もしません。あと初心者向けのXPの本も上げておきます。学研の「500円で分かる」シリーズです。XP関係は全部で4冊出ています。全部買っても2千円ほどしかしません。