ユーモア溢れるアフリカで繰り広げられた、まだ採取されていないアフリカのうなぎを探す冒険記です。
うなぎ探しとネタは狭いですが、舞台はマラウィ・モザンビーク・ジンバブエと結構広いです。研究者の苦労と面白さが分かる面白い本です。
捜し求める旅行記みたいな感じで、現地の人しか知らないバスに乗ったり、トラックでの移動、宿と飯探しの苦労、トイレネタ、アフリカの動物(象・カバ・ワニ・など)との遭遇・襲撃、摂氏52℃の気温に耐え、水のありがたさを実感しと内容は豊富です。
この著者に調査を命じた、東京大学の塚本教授の言葉が印象的です。「・・・でもね、誰がなんと言おうと、いつの時代にも、どんな世界にも、やっぱり冒険は必要だよ。それもワクワクするようなスケールの大きな冒険が」
旅やフィールドワークに興味のある人には必読の本と言えます。