「荒俣 宏」著の幻想小説です。
最近妖怪ブームって復活してきているような気がします。小説ではコアなファンは根強くいたのですが。映画も含めて、流行のようです。一般化してます。初期のアニメ世代が大人になったからでしょうか。
さてこの小説、和風アクション・ファンタジーとでいうものですが、小説のスリリングさは現代風ですね。この小説は「帝都物語」に登場した、「魔人・加藤」が再び現れます。時空を超え、江戸初期の日本で策動するのです。
一種「時代物」の趣もあるのですが、こういう昔の時代を描く時、独立のファンタジーと違って、時代考証が求められます。私は歴史や時代風俗には疎いので、純粋にアクション・ファンタジーとして読みました。江戸時代に詳しい人にはもっと違った楽しみもあると思います。作者が時代考証に知識を持っていることも、「通」なら分かります。魔人と人知の対決をとくとお楽しみください。
「帝都幻談」上・下
←ポチっとご協力を。
映画DVD・PC・家電・生活家電・ホビー 情報・感想集トップへ