|
カテゴリ:普通の日記
とは言ってもラジオの話ではないので悪しからず。 私の家の周りは結構なレベルでの田舎だ。大きなショッピングモールもなければ、有名なお店があるわけでもない。所謂普通の住宅地だ。何か買い物したくしても電車に乗って出かけなければ何もないようなところに住んでいる。だが、そんな場所でも必ずあるものがある。今やそれがない地域を見つける方が難しいくらいだ。それはコンビニだ。 コンビニには多くの種類があり、どうやら地域によって多くあるコンビニとそうではないコンビニがあるということに最近気づいた。地域性とコンビニの量と種類には何かの因果関係があるような気がするが、単純にコンビニ経営母体の絶対的な位置に起因しているようにも思える。まぁそこは特に掘り下げるつもりもないが…(笑) 日本中をコンビニが埋め尽くすように、私の家の近くにもコンビニがある。一番近くのコンビニはFMなのだが、今の家に引っ越してきての3年間かなりお世話になったコンビニだ。3年間も通っていればそれなりに人の出入りもわかってくるし、よく見ていれば店員の変遷も見ることが可能だ。私は元来人間観察が好きなこともあってか、お店の店員等はよく観察してしまう。今回はそのFMの話。 彼が入ってきたのは何時だったろうか?少なくとも半年前にはいた。彼は兎に角異質だった。通常研修中のアルバイトというのはそこまで異彩を放つものでもない。通常通りのマニュアル型の店員を育成する途中だからだ。経営する側にとっても欲しいのはコンスタントに働ける人材だ。そこに特殊なノウハウは要らない、普通ならば。 しかし彼は違った。 初めて彼を見て、そして彼の接客に触れた時から、何かが違うと感じていた。具体的に何が違うのかを明確に理解するまでには少しだけ時間が掛かった。最初はただの違和感だった。たとえるならカスタードの中にマスタードが混ざっているような違和感、そんな感じだ。一目にはわからない異彩が彼にはあった。 明確に違和感を感じたのは、ある時私が入店した時だった。コンビニは客が入店すると店員全員で挨拶する風潮にある。その時も挨拶をされたわけなのだが、件の彼の挨拶は何かが違っていた。 声が変なのではない、ましてや発音も問題ない。しかし何故だか異様に耳に残る挨拶だった。例えるなら、電車内のアナウンスのような…耳に残る感じだった。 とは言っても… コンビニの店員の入れ替わりは激しい。接客がとても丁寧で好感が持てる人がいたとしても、すぐにいなくなってしまうものだ。私が見た彼もきっとすぐにいなくなってしまうだろうと思っていた。しかし予想に反して今でも現役で頑張っている。ただ挨拶が耳に残るだけの店員、そんな彼なのだが、その後店全体に影響を与えるような存在になる。それはまた別の話(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 2, 2012 07:11:07 PM
コメント(0) | コメントを書く |