サボテンの超能力は嘘だけど
劇団キャラメルボックス「サボテンの花」を観ました。場所は新宿シアターアプル、卒業研究に取り組む6年生と定年退職を控えた教頭先生が織りなす感動的な物語。原作は宮部みゆきさんの同名短編小説です。Nothing Venture, Nothing Winやってみなくちゃ、何も始まらない。劇中でテーマ曲になっているこの言葉、元気がもらえるような気がしました。サボテンの花は、初めて読んだ宮部さんの作品でした。いろいろな作家さんの短編を集めた一冊の中で気に入り、宮部さんが好きになるきっかけとなった作品です。劇団キャラメルボックスとの出逢いも読書から。お気に入りの小説、北村薫さんの「スキップ」を演じる、ということを知って、池袋サンシャイン劇場へ行ったのです。その後、いくつかの演目が上演されていますが、「クロノス」「あした あなた あいたい」「ミス・ダンディライオン」と、好きな小説が続けて上演されました、そして今回の作品。これだけ好きな作品が続くなんて、不思議な縁を感じます。また機会があったら観に行きたいと思う劇団です。