守りたいと思う気持ちが生むパワー
伊坂幸太郎さんの新作「砂漠」を読みました。伊坂さんはお気に入りの作家の一人。ただ、前作の「魔王」や「グラスホッパー」など、ちょっと理解できない感じでした^^;今回の作品は、仙台の国立大学で過ごす大学生の物語。(仙台の国立大学って東北大学?伊坂さんの出身校(^^))普通のキャンパスライフを送りながら、「その気になれば俺たちだって、何かできるんじゃないか」と考え、もがく5人の学生たちを描いています。登場している大学生たちは伊坂さんの小説らしい感じ、伊坂さんの作品の登場人物は、独特の雰囲気です。さりげなく書いているけれど、できごととしたら驚き!「大切な人」の存在は、生きる希望も持たせます。「あのころ」は懐かしく、大切な時間だったけれど、あのころに逃げるほど、今いるここは砂漠でもないんじゃないかな。