テーマ:世界の中の日本(548)
カテゴリ:自分を肯定する
北朝鮮が追いつめられている。
けれどもこの問題は、誰にとっても他人事ではない。 どんな人でも、心の奥底に北朝鮮的なもの、 --決して認めたくない自分、誰にも見せたくない自分-- を隠し持っているのだから。 北朝鮮が追いつめられるということは、 我々もまた、そのような自分を白日の下にさらすことを迫られる、 ということなのだ。 北朝鮮の問題が、まさに自分自身の問題であることに気づくとき、 どうして北朝鮮があれほどまでにかたくななのかが、身にしみてわかるであろう。 認めてしまったら最後、自分が今まで守ってきた何かが確実に崩壊するのだから。 でも、我々もまた、その問題から逃げることはできない。 北朝鮮が体制維持に躍起になればなるほど、国民の塗炭の苦しみが増すのと同様に、 自分が守ろうとしているものに固執すればするほど、 ますます追いつめられてつらくなるだけだ。 北朝鮮を見れば、我々がすべき事が何かは明らかだ。 自分を守るのをやめて、すべてを人前にさらすしかない。 そんなことをすれば自分が壊れてしまうような気がするだろうが、 壊れるのは実は自分の殻だけで、本当の自分はむしろ息を吹き返す。 北朝鮮という体制が壊れても、国民が死ぬわけではないのと同じように。 体制(殻)を守ろうとすれば、むしろ、 国民(本当の自分)は死ぬ思いをする羽目になるだけなのだ。 (4/16のブログより) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.19 11:35:51
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