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S&M1216

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2006.04.19
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カテゴリ:自分を肯定する
北朝鮮が追いつめられている。

けれどもこの問題は、誰にとっても他人事ではない。
どんな人でも、心の奥底に北朝鮮的なもの、
--決して認めたくない自分、誰にも見せたくない自分--
を隠し持っているのだから。
北朝鮮が追いつめられるということは、
我々もまた、そのような自分を白日の下にさらすことを迫られる、
ということなのだ。

北朝鮮の問題が、まさに自分自身の問題であることに気づくとき、
どうして北朝鮮があれほどまでにかたくななのかが、身にしみてわかるであろう。
認めてしまったら最後、自分が今まで守ってきた何かが確実に崩壊するのだから。

でも、我々もまた、その問題から逃げることはできない。
北朝鮮が体制維持に躍起になればなるほど、国民の塗炭の苦しみが増すのと同様に、
自分が守ろうとしているものに固執すればするほど、
ますます追いつめられてつらくなるだけだ。

北朝鮮を見れば、我々がすべき事が何かは明らかだ。
自分を守るのをやめて、すべてを人前にさらすしかない。

そんなことをすれば自分が壊れてしまうような気がするだろうが、
壊れるのは実は自分の殻だけで、本当の自分はむしろ息を吹き返す。
北朝鮮という体制が壊れても、国民が死ぬわけではないのと同じように。
体制(殻)を守ろうとすれば、むしろ、
国民(本当の自分)は死ぬ思いをする羽目になるだけなのだ。
(4/16のブログより)





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Last updated  2006.04.19 11:35:51
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