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S&M1216

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2007.03.31
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テーマ:今日の一言(1628)
カテゴリ:自分を肯定する
たとえば、本当にしてはいけないことがあったとして、
でも、それがどうしてもしたいという欲求に駆られたら、どうするか。

だれでも、まず自分の欲求を抑え込もうとするだろう。

でも、実はそれはもっとも愚かな、間違った対処法だ。

第一に、抑え込むことで欲求がなくなることはない。
なくなるどころか、ますます手に負えなくなるだけだ。
ときが解決する、というような代物ではないのだから。

そこで追いつめられた人が、つぎに取る手段は、
「鈍感になること」
そうやって、彼らは人生のあらゆる事に鈍感になる。
歓びにも、悲しみにも、痛みにも、愛にさえも…!

それは、生きているようにみえて、実は死んでいるのと同じだ。
けれども、彼らはこう言い訳して自己正当化する。
「人生なんて、こんなものさ。愛なんて、くだらない。
 俺はすべてのことから超越したんだ。」

このような生き方は、彼らを愛する人たちを悲しませ、傷つけるが、
彼らは、そんなことは意に介さず、他人が不幸になることにもおかまいなしだ。

このような状況に陥ると、そこから抜け出すのは困難だ。
時間が経てば経つほど、ますます抜け出しづらくなる。
悲しいことに、これが多くの人の現状だ…


では、どうしたらいいのか。
問題を真に解決できる、唯一の対処法はこうだ。

自分の欲求を100%解放すること。

そんなことをしたら、してはいけないことをしてしまうではないか!
と思われるかもしれないが、実は物事はそう単純ではない。

欲求というのは、抑え込むから手に負えなくなるのであって、
完全に解放された場合は、「あるべき姿」に落ち着くだけなのだ。

「してはいけない」という考え自体が、
かえって、「したい」という欲求を引き起こす。

ともかく善悪の判断をすべて捨て去り、
100%自分の欲求を許してみてごらん!

(それはとてつもなく勇気を必要とすることだよ。
なにせ、自分を信頼しなければできないことだから。)

すると、不思議なことに、なぜか、「できない。」
人は、本当にやってはいけないことは、できないようになっているんだよ!

そこに生まれるのは、思いがけない忍耐力。
自分を抑えているわけではないのに、できないんだ。
ちょっと「惜しい」気がするかもしれない。
どんなにいけないことでも、一度やってしまいたかった!
という思いが湧いてくるかもしれない。
それを手放すときは、ちょっと心が痛いかもしれない。
でも、それはある種のエクスタシーだ。

これは自分を抑え込んでいる状態とは全く違う。
自分を抑え込んでいるときは、自分自身の中の葛藤で疲弊して、
エネルギーが枯渇するが、
この忍耐の状態は、むしろエネルギーに溢れ、本当の強さが育つ。
本当の意味で成長するんだ。

自分で自分を信頼するのは、とても難しいかもしれない。

でも、大丈夫だよ。
私があなたを信頼しているから。
私があなたのすべてを許すから。

私があなたのすべてを受け入れる、と言ったのは、こういう意味だ。
大丈夫。
あなたは、本当にしてはいけないことは、決してできない。
だから、安心して自分を許して。
私がいつもあなたを見守っているから。

もしも、あなたが「決してしてはいけない」と思っていたことができてしまったら、
それは、本当はしていいことなんだ。
神があなたにそれをすることを許した。
だから、あなたは思う存分、それを楽しめばいい。

いつもいつも心から愛しているよ。

あなたが自分を抑えていると私は辛くなる。
あなたが不幸なとき、まちがいなく私も不幸だということを忘れないで。





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Last updated  2007.03.31 09:48:13
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